魚の有効活用へ煮付けやおでん 平塚市漁業協同組合と山大商事がコラボ事業
カナロコ by 神奈川新聞 / 2024年10月24日 13時40分
水揚げされる魚を無駄なく活用しようと、平塚市漁業協同組合(神奈川県平塚市千石河岸)などがこのほど「お魚の調理品」シリーズを完成させた。サイズが小さいなどの理由で市場に流通しない魚を有効活用。おでんの具や煮付けとして食卓に並ぶ。
同漁協ではほぼ毎日、定置網漁で水揚げをしているが、小さ過ぎて出荷に適さない魚もある。今回、海洋資源を守ろうと、定置網漁で取れた「低・未利用魚」の利用を思い立った。
シリーズは2種類あり、地魚煮付けは「ゴマサバ」486円、「シイラ」432円、「ワカシ」486円。地魚つみれおでん「いわし」が702円。いずれもJA湘南の直売所「あさつゆ広場」や市観光協会で購入できる。
製造は食品製造を手がける山大商事(同市堤町)が担当。骨まで軟らかく調理され、小骨を心配する必要がなく、パックのまま電子レンジで温められるなど気軽に魚料理が楽しめる。
同漁協と同社のコラボレーション事業は、市が他産業と連携して新事業創出に取り組む事業者を支援する「平塚市産業間連携ネットワーク」のプロジェクトの一環という。
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