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横須賀基地PFAS流出、米軍調査は「非常に不十分」 市民団体、情報公開請求で報告書入手

カナロコ by 神奈川新聞 / 2024年11月13日 21時11分

米国の情報公開請求で入手した報告書について説明する呉東弁護士(中央)ら=13日、横須賀市役所

 米海軍横須賀基地(神奈川県横須賀市)の排水処理場から「PFOS」などの有機フッ素化合物(PFAS)が流出した問題を巡り、基地問題に取り組む市民団体「原子力空母の横須賀母港問題を考える市民の会」は13日、同基地司令部が情報公開したPFASに関する内部調査報告書について同市役所で会見した。

 報告書によると「基地での重大な事故によるものではない」と記載されていた。原因は特定されておらず、同会共同代表の呉東正彦弁護士(65)は「内部状況を把握できた意義はあるが、真の原因が明らかになっておらず、非常に不十分だ」と説明した。

 暫定目標値を超えるPFASの検出は、2022年5月に同処理場で泡が確認され、米軍が排水調査をしたことで明らかになり、7月に市が発表した。報告書は呉東弁護士が同月、米国情報公開法に基づき請求をし、今年10月に入手した。

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