京急百貨店のうなぎ店「日本橋鰻伊勢定」が閉店 7月に集団食中毒が発生

うなぎ弁当などで食中毒が発生した「日本橋鰻伊勢定」＝横浜市港南区

　京急百貨店（横浜市港南区）内の飲食店「日本橋鰻伊勢定」が10月末、閉店した。10階にあるレストラン店舗と地下1階の食品フロア内にある売店ともに店を閉じた。

　同店を巡っては今年7月24～25日にかけて、販売したうなぎ弁当やかば焼きが原因で集団食中毒が発生。159人が発症し、因果関係は不明だが、90代の女性も亡くなった。横浜市保健所は9月11日、同店の営業禁止処分を解除したが、同百貨店によると以降も営業再開することはなかったという。閉店までの期間は、店舗で返金対応などを行っていたとしている。

　跡地の次の店舗は未定。同百貨店の担当者は「このたびはご迷惑をおかけした。今後は再発防止に努めていきたい」とコメントした。