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「丘のよこはま」どんな暮らしだった? イチゴやメロンなどの農作物や絹織物が評判 横浜市歴史博物館で企画展

カナロコ by 神奈川新聞 / 2024年11月23日 5時20分

明治時代に養蚕で使われた機織りなどが展示されている企画展=横浜市都筑区の市歴史博物館

 横浜市青葉区・都筑区の区制30周年を記念した企画展「丘のよこはま-近代の村の歴史と暮らし-」が23日から、市歴史博物館(同市都筑区)で始まる。12月15日まで。

 現在の青葉区と都筑区があるエリアは、かつて「谷戸」と呼ばれる谷状の地形が広がり、1889年に田奈、中里、山内、中川、都田、新田の6村が誕生。イチゴやメロンなどの農作物や絹織物が評判を呼び、ビール会社に販売する麦の栽培も盛んだったという。

 企画展では、これらのエリアが1994年に再編され、現在の区制がスタートするまでの変遷を解説する資料やパネルなど約200点を展示。横浜国立大学都市科学部建築学科の学生が作製した「関東最古級」とされる国指定重要文化財「関家住宅」(同市都筑区勝田町)の構造模型も見られる。

 佐藤信館長は「近代の村の歴史と暮らしを学べる内容になっている。現在と昔の様子を見比べて楽しんでほしい」と話している。

 午前9時~午後5時。月曜休館。観覧料は一般500円、高校・大学生300円、小中学生100円。毎週土曜は小中高生は観覧無料。

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