1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. ライフ
  4. ライフ総合

海老名の規格外イチゴとパンの耳で発泡酒 栄屋製パン、酸味際立つ味わい

カナロコ by 神奈川新聞 / 2025年1月1日 22時0分

イチゴを使用した発泡酒を手にする吉岡謙一専務取締役(左)と伊藤醸造長

 「Better life with upcycle(ベター・ライフ・ウィズ・アップサイクル)」のブランド名で、パンの耳を使用した発泡酒を醸造している海老名市の栄屋製パンが、市内名産のイチゴも加えた酸味が際立つ味わいの発泡酒を発売した。商品にならない地元のイチゴを使用しており、食品ロス削減にも一役買っている。

 同市下今泉1丁目にある同社醸造所「BD Lab」の伊藤将広醸造長(31)は「特徴はイチゴの甘い香り。乳酸菌の酸味を与えることでフレッシュなイチゴを表現し、乳糖を使うことでコクを持たせて全体のバランスを良く仕上げた」と説明する。

 使用したのは、同市本郷の武井いちご園で栽培された傷が付く、形が悪いなどの理由で出荷できなくなったイチゴ35キロ。ヘタごとミキサーにかけて、ピューレにして用いた。

 同社は、サンドイッチ用のパンを製造していることから、毎日大量のパンの耳が生じる。畜産農家の家畜の餌として活用してきたが、価値を高めて世に出そうと、昨年2月からパンの耳を使用した発泡酒造りに着手。さまざまな種類に挑戦する中、初めて使用した果実がイチゴだった。昨年秋に完成した。

 「今回はフレッシュなイチゴを表現した感じだったので、また造るならもう少しビールの要素を強くしてもいいのかな」と伊藤醸造長。商品にならないイチゴが多くあることを知ってもらえる機会にもなっただけに、今後は、イチゴ以外の出荷できない果実や野菜を使った発泡酒も造りたいという。

 イチゴを使用した発泡酒「Strawberry Milkshake(ストロベリー・ミルクシェイク)」は、同醸造所や同ブランドのECサイトなどで販売している。同醸造所での販売価格は、350ミリ1本594円。問い合わせは、同醸造所電話046(244)0442。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください