横浜「今は思い出せない」…特殊詐欺の出し子か、容疑で27歳の男を再逮捕

神奈川県警（資料写真）

　神奈川県警暴力団対策課と都筑署は9日、電子計算機使用詐欺と窃盗の疑いで、群馬県出身で住所不定、建設業の男（27）＝窃盗罪で起訴＝を再逮捕した。

　再逮捕容疑は、氏名不詳者らと共謀して2023年3月14日、区役所職員などになりすまして横浜市都筑区の70代無職女性宅に「累積医療制度の返金を受け取ることができる」などとうその電話をかけ、男らが管理する口座に現金約93万円を振り込ませたほか、川崎市川崎区のコンビニ内ATMで6回にわたり現金計93万円を引き出して盗んだ、としている。

　署によると、男は「今は思い出せないので、今後思い出したら話す」と供述、認否を留保している。

　防犯カメラ映像などから男が浮上した。県警は特殊詐欺事件の「出し子」とみて調べている。男は昨年12月、別の還付金詐欺事件に関わったとして窃盗などの疑いで逮捕された。