戦中・戦後の暮らしと息づかいに触れて 茅ケ崎市博物館で企画展
カナロコ by 神奈川新聞 / 2025年1月19日 15時0分
第2次大戦の戦中・戦後の物資の乏しい時代に生きた茅ケ崎市民の「くらし」をテーマにした企画展が市博物館(同市堤)で開催されている。米軍の空襲で穴が開いたちゃぶ台や、戦後に茅ケ崎駅南口周辺を走っていた自転車タクシー「輪タク」など約120点の資料が展示されている。6月29日まで。
大戦終結から今年で80年を迎えることから、当時の人々の心情を資料を通じて知ってもらおうと同館が企画。足踏み式のミシンや炭火を入れて使うアイロン、1945年7月発売の宝くじ「勝ち札」などの暮らしぶりを伝える資料のほか、米軍が投下した焼夷(しょうい)弾や、59年に返還されるまで米軍の演習場にされていた茅ケ崎海岸の写真なども展示している。
大戦末期、茅ケ崎などでは「米軍が首都侵攻のため湘南の海岸に上陸する」とうわさされ、それを証明する当時の米統合戦争計画委員会が作成した「TOP SECRET」と書かれた地図も見られる。同市の記録に残る「(米軍の戦闘機)P51の機銃掃射の時には、パイロットの顔が認識できました」といった市民の証言や思いをカードにして紹介している。
学芸専門員の佐藤彩さんは「展示で戦中・戦後を生きた人たちの息づかいに触れ、平和の尊さを感じてほしい」と話している。
観覧無料。問い合わせは、同館電話0467(81)5607。
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