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逗子斜面崩落訴訟 マンション住民側と売り主や管理会社など3社の和解成立

カナロコ by 神奈川新聞 / 2025年1月20日 5時0分

崩落したマンション敷地斜面は対策工事が施されている=逗子市池子

 逗子市池子で2020年2月、マンション敷地斜面が崩落し、県立高校3年の女子生徒=当時(18)=が土砂に巻き込まれて死亡した事故を巡り、マンション住民側が売り主や管理会社など4社に計約9600万円の損害賠償を求めた訴訟で、住民側と3社の和解が東京高裁で成立していたことが19日までに、関係者への取材や訴訟記録などで分かった。事故は2月5日に発生から5年となる。

 訴訟記録などによると、和解成立は昨年10月28日付。和解調書は非公開とされ、内容は明らかになっていない。

 3社は管理会社の大京アステージ、売り主のプロスペクト(現・Jトラスト)、販売代理店の住友不動産販売。住民側が訴えた4社中、同10月に破産手続きの開始決定を受けた設計会社のアアル建築計画を除いた3社となる。

 マンション住民側は21年4月、斜面の危険性を説明せずに販売し、適切な維持管理や助言もしなかったなどとして4社を提訴。23年12月の一審横浜地裁判決は管理会社にのみ、崩落を防ぐため適切に助言する義務を怠ったなどとして、斜面復旧工事費など約4200万円の賠償を命じた。一方で売り主、販売代理店、設計会社の責任は認められないと判断。住民側と管理会社は判決を不服として控訴していた。

 事故は20年2月5日午前8時ごろ発生。高さ約16メートルの斜面で約66トンの土砂が崩れ、女子生徒が巻き込まれ死亡した。

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