小田急線車内で隣席の高2女子生徒に痴漢疑い、運輸安全委職員の男逮捕 「酔って覚えていない」容疑否認

麻生警察署（資料写真）

　神奈川県警麻生署は18日、県迷惑行為防止条例違反（痴漢）の疑いで、運輸安全委員会の事務局職員の男（56）＝川崎市多摩区堰2丁目＝を現行犯逮捕した。

　逮捕容疑は、同日午後7時半ごろから同40分ごろまで、小田急線登戸─新百合ケ丘間を走る車内で、高校2年の女子生徒（17）の下半身を触った、としている。

　麻生署によると、女子生徒と男は座席が隣だったという。新百合ケ丘駅に到着する直前、女子生徒が男のショルダーバッグをつかんで、近くの駅員に引き渡したという。20日になるまで黙秘を続けていた男は「酔って覚えていない」と供述、容疑を否認しているという。

　運輸安全委員会は「現在、事実を確認している最中」とコメントした。

　県警は18、19日に行われた大学入学共通テストを含め、受験生を狙った痴漢や盗撮行為への警戒を強めている。