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箱根・芸者さんが接客「カフェバーはな」、23日開店 訪日客も取り込みへ

カナロコ by 神奈川新聞 / 2025年1月23日 5時0分

関係者を招待したプレオープンで接客する芸者(左)=17日、箱根町湯本

 箱根湯本芸能組合の芸者衆がスタッフとして接客する「芸者カフェバーはな」が23日、見番(箱根町湯本)でオープンする。昼は芸者衆の稽古場として使われている見番の1階部分が、夜限定でカフェバーに姿を変える。同組合は「伝統を守りながらお客さんを迎えるのが私たちの仕事。芸者に会いたい人が気軽に来られて、地元からも愛される店を目指したい」と意気込んでいる。

 カフェバーには同組合に所属する約130人の芸者のうち1日3~5人が交代で勤務し、注文対応から飲食物の調理、提供などの業務を行う。同組合所属の芸者伊央(いお)さんは「飲食業を行うのが初めての芸者が多くてしどろもどろな部分もあるが、これから地元に溶け込んでいきたい」とほほ笑む。

 店内は踊りで使用する舞台はそのまま残し、バーカウンターやテーブル、畳の小上がりスペースを設置。舞台上ではプロジェクターで踊りの映像を流し、不定期で生の踊りも観賞できる予定となっている。箱根の芸者文化に触れながら日常では味わえない体験を楽しめる。

 メニューも芸者が厳選したもので、甘い香りが特徴的なコーヒー豆「ゲイシャ」を使用したコーヒー「ゲイシャ 見番ブレンド」や日本酒、ワインのほか、「箱根山の鹿ソーセージオーブン焼き」「姐(ねえ)さんが好きな乾きもの盛り合わせ」など多彩だ。

 インバウンド(訪日客)で活況の箱根だが、芸者衆には外国人観光客と接する機会があまりないといい、それがオープンの背景にもある。

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