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【戦国時代】北条氏の山城「田代城」、御城印が完成 愛川町、武田方に攻められ落城

カナロコ by 神奈川新聞 / 2025年1月24日 7時40分

田代城の御城印を押した手作り和紙

 神奈川県立あいかわ公園(愛川町半原)を指定管理する宮ケ瀬ダム周辺振興財団は、同町角田地区に戦国時代に存在したと伝えられる山城「田代城」の「御城印」を作製した。同公園内の工芸工房村で26日から、来場者が紙すき体験で作ったはがき大の和紙に自分で御城印を押せる取り組みを始める。

 御城印は、寺社の御朱印のお城版。同町郷土資料館によると、田代城は現在の町立愛川中学校の一帯にあったと想定され、城主は小田原北条氏の家臣の内藤氏。1569(永禄12)年10月、武田信玄の小田原攻めの帰陣時に武田氏と北条氏の間で起こった三増(みませ)合戦で落城したと考えられる。江戸時代の地誌「新編相模国風土記稿」に「田代古城」の記載があるものの、三増合戦を記した「甲陽軍鑑」や合戦の陣立て図には記載がないという。

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