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横浜で世界初、船で洋上風力の電気の運搬実現を目指す 市と東電などが覚書

カナロコ by 神奈川新聞 / 2025年1月28日 5時0分

覚書を締結した横浜市の平原副市長(中央)、海上パワーグリッドの伊藤会長(右)、戸田建設の中井智巳GX統轄部長(同2人目)ら=24日、都内

 洋上風力発電で生み出した電力を横浜へ─。世界に例がない電気運搬船を活用した電力供給構想の実現に向け、横浜市は民間4社と覚書を結んだ。東京湾沖での発電施設整備を念頭に、2040年までの稼働を目指す。太陽光など再生可能エネルギー創出のポテンシャルが低い大都市で、脱炭素化への“切り札”にしたい考えだ。

 市と覚書を締結したのは、東京電力パワーグリッド(東京都千代田区)、海上パワーグリッド(同港区)、戸田建設(同中央区)、三菱UFJ銀行(同千代田区)。海上パワーグリッドは電気運搬船による送電、戸田建設は浮体式洋上風力発電の知見を持っており、各社が技術面や制度面などで連携して検討を進める。市は電力を受け入れる「カーボンニュートラルポート」形成の推進などを担う。

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