横浜市議南区補選 1議席巡り野党が混戦 菅元首相地盤も与党不在、異例の展開
カナロコ by 神奈川新聞 / 2025年1月29日 23時10分
自民党市議の突然の辞職に端を発した横浜市南区の補欠選挙は、異例ずくめの戦いになりそうだ。元首相のお膝元にもかかわらず自民は候補擁立を断念し、連立政権を組む公明党も静観を決めた。与党不在の中で立憲民主、日本維新の会、国民民主、共産の野党4党がしのぎを削る選挙戦。夏の参院選を視野に入れてか党首級を投入する動きもあり、1議席を巡る争いは早くも熱を帯びている。
風雲急を告げたのは昨年12月20日。菅義偉元首相(衆院2区)の元秘書で4期目の遊佐大輔氏(43)が辞職願を提出したからだ。近年は体調不良を訴えて議会を休む場面が目立っていたが、トップ当選を続けていただけに、同僚市議でさえ「青天のへきれきだった」という。
物議を醸したのは、辞職理由だった。神奈川新聞社の取材には「『人生の師』の名前を残すために海外で事業を展開する」と説明。関係者への手紙では「健康不安説」を否定し、一部でささやかれた「菅氏の後継者になれなかったから」との見方も一蹴した。
任期途中で議員バッジを放り投げた形の遊佐氏だが、過去には元民主党市議の辞職にブログで言及したことも。補選費用が約7500万円に上るとし、「何のために政治の道を選んだのか理解に苦しむ」と指弾していた。
今回の補選はさらに高額の約9500万円。自民市議は「特大ブーメランだよ」とため息をついた。
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