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秦野の観光名所で防犯カメラ盗難 設置から1カ月 利用者のマナーも悪化、市は被害届

カナロコ by 神奈川新聞 / 2025年2月6日 18時0分

防犯カメラは左右の太陽光パネルの上下に設置されていた=3日、菜の花台園地

 神奈川県秦野市街地からヤビツ峠に向かう途中にある観光名所の「菜の花台園地」(秦野市羽根)に設置された防犯カメラ2台が先月下旬に盗まれた。直後から利用者のマナーが問われる事態も相次ぎ、市は設置からわずか1カ月での盗難に落胆するものの「警備の手を緩める気はない」と再発防止策を模索している。

 相模湾や江ノ島などが一望でき、眼下に広がる秦野盆地の夜景がなどが楽しめる同園地には展望台があり、市でも観光拠点の一つとして捉えている。ただ、県道70号に面する入り口付近を夜間に暴走する車も多く、市は秦野署などと協議し、昨年12月26日に道路側と園地内部に向けてカメラ2台を設置した。

 ところが設置から約1カ月後の今年1月25日に、カメラが2台ともなくなっているとの情報が寄せられ、市は同署に被害届を提出した。カメラの一つは地面から5メートルほどの高さに設置されており、脚立などがなければ手が届かない。市地域安全課は「いたずらやステッカーが張られるなどは想定していたが、こんなにすぐに取られるとは」と肩を落とす。

 カメラ2台は太陽光発電パネルと共に設置され、費用は計約140万円。市役所からアクセスして必要な画像データを転送できるシステムだったが、そのデータごと盗まれていた。転売できるような一般的なカメラではないことや、発電パネルは残されていたことから、同課は「金銭的な目的ではなく、何かしら撮影されたくない人の犯行ではないか」と推測。それだけに「(カメラ設置を)嫌がる人がいる効果的な場所でもある」と強調する。カメラの再設置を含め、効果的な対策を検討しているという。

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