ホテリエ、住職、印刷業… その道の専門家も唸った業界研究漫画3選

太田出版ケトルニュース / 2020年9月27日 16時0分

多種多様な自費出版本、特殊な印刷・製本の書籍や雑誌を担当する藤原章次が選んだのは、『印刷ボーイズは二度死ぬ』(奈良裕己/学研プラス)。色に厳しい客が、5回色校正してもOKを出さず、“さすらいのPD(プリンティングディレクター)”赤羽匠に力を借りるシーンから得た知識が、本業でも大いに役立ったそうです。

「10年前に家業を継ぎ、初めてPDという職業を知りました。当社にもPDがおり、絶対的信頼をおいています。PDは国家資格ではないので、名乗ることは簡単ですが、技術力には雲泥の差があります。印刷会社はどこに頼んでも同じと思われる方が多いかもしれませんが、同じ写真&同じ紙に印刷するという条件でも、『本物のPD』がいれば全く異なる仕上がりになります」

とかく軽く扱われがちな漫画ですが、その陰には綿密な取材や丁寧なリサーチがあるということ。漫画を読んだことが、その職業を目指すきっかけになる場合も多いだけに責任は重大ですが、ぶん読み応えはあり、今後も業界研究漫画ブームは続きそうです。

◆ケトルVOL.55(2020年8月17日発売)


【関連リンク】
ケトル VOL.55-太田出版



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