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「再審に大きく一歩」無実訴え死刑執行『菊池事件』弁護側が申請した証人尋問行う方針

KKT熊本県民テレビ / 2024年6月14日 19時21分

弁護団 德田靖之弁護士

ハンセン病とされた男性が殺人の罪に問われ、無罪を訴えたまま1962年に死刑が執行された菊池事件。その後、2021年に遺族が再審=裁判のやり直しを請求しました。

これまで、再審をするかどうかの協議が裁判所と弁護団、検察で行われてきた中、14日、弁護側が申請している再審の必要性を立証するための証人尋問が8月以降に行われる見通しとなりました。

資料写真「特別法廷」※菊池事件とは別の裁判

菊池事件は、殺人の罪に問われた男性がハンセン病を理由に隔離された特別法廷で死刑を言い渡され、1962年に死刑が執行されたものです。

KKT熊本県民テレビ

2020年、熊本地裁は、「ハンセン病を理由とした差別で法の下の平等に反する」として特別法廷は憲法違反と判断し、その後、確定しました。その後、2021年に男性の遺族は再審・裁判のやり直しを請求し、去年7月から、再審をするかどうかの協議が始まりました。

弁護側は、訴訟手続きの憲法違反は再審の理由になりうるなどと主張し、検察側は再審の理由に当たらないとしています。

KKT熊本県民テレビ

弁護側は、再審が必要なことを立証するため刑事法学者など3人の証人尋問を求めてきました。そして14日、裁判所と弁護団、検察による三者協議の結果、裁判所は、刑事法学者1人の証人尋問を行う方針を示したということです。証人尋問の決定に弁護団は14日、喜びの表情を見せました。

■弁護団 德田靖之弁護士

「事実上、再審へ向けて大きく一歩、歩み出したのではないか」

証人尋問の日程は、8月27日、10月1日、10月17日のいずれかで調整中だということです。また7月30日に再び三者協議を行い、証人尋問について詳しく協議するということです。

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