障害者施設送迎車がフェンスを突き破って前方部分が落下 10人搬送のうち2人が重傷

KKT熊本県民テレビ

20日午前9時前、天草郡苓北町で障害者施設の送迎車がフェンスを突き破って、前方部分が堤防草地に落ち、運転手と利用者の10人が病院に搬送されました。

事故があったのは、苓北町上津深江の国道324号沿いにある施設の駐車場です。

消防によりますと、午前9時前、通り掛かった人から「車が道路から海に落ちそうになっている」と通報がありました。

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警察と消防によりますと、車は障害者施設の送迎用で、事故現場の向かい側の脇道から国道324号を右折しようとしたところ、何らかの理由で、国道先の施設の駐車場に進入し、植木やその先のフェンスをなぎ倒して、およそ1.5メートル下の堤防草地に前方部分が落ちました。

運転していたのは、天草市に住む施設職員の40代の男性で、車には運転手を含む施設の関係者3人と利用者7人の合わせて10人が乗っていました。

全員が病院に搬送され、このうち70代の施設利用者の男性2人が右足骨折の疑いや呼吸困難などの重傷で、20代～60代の他の8人は軽いけがでした。

車は施設を出発し、別の場所へ向かおうとしていたということで、警察が事故の原因を調べています。

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