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「逃げるのに必死だった」追突事故から逃げる飲酒運転の車にはねられ女性死亡 ホストの男を起訴

KKT熊本県民テレビ / 2024年7月5日 19時1分

KKT熊本県民テレビ

6月、熊本市で飲酒運転の車が暴走し、歩道にいた女性がはねられ死亡した事件で、熊本地検は5日、過失運転致死の疑いで逮捕されたホストの男を、より刑が重い危険運転致死傷の罪で起訴しました。

事件直後の松本被告(6月15日・視聴者提供)

危険運転致死傷と道路交通法違反の罪で起訴されたのは、熊本市中央区島崎のホストクラブ従業員、松本岳被告(23)です。

女性がはねられた現場(熊本市中央区)

起訴状によりますと、松本被告は6月15日の午前4時過ぎ、酒を飲んだ状態で車を運転し、熊本市中央区細工町で追突事故を起こした後、逃走しようとバックで逆走し、歩道にいた女性2人をはねて死傷させた危険運転致死傷と道路交通法違反の罪に問われています。

この事故で、熊本市児童相談所の職員、横田千尋さん(27)が車と信号機の柱に挟まれ死亡しました。

防犯カメラに映った松本被告が運転する車

警察によりますと、松本被告は勤務するホストクラブで酎ハイを飲み、家に帰る途中で追突事故を起こしていました。

近くの防犯カメラには、バックで走行する松本被告の車が映っていました。

松本被告が運転していた車

起訴状によりますと、松本被告は追突事故から逃げようと時速70キロあまりで250メートルほど逆走し、交差点で急ブレーキをかけて操縦不能となった車が歩道に乗り入れ、女性2人をはねたとされています。

警察の調べに対し松本被告は「飲酒事故がばれるのが嫌だった。逃げるのに必死だった」という旨の供述しているということです。

現場検証の様子

警察は過失運転致死の疑いで松本被告を逮捕しましたが、熊本地検は酒を飲んだ状態で車の制御が困難な速度でバックで運転したことが悪質と判断し、より刑の重い危険運転致死傷の罪に変更しました。

松本被告は「申し訳ないことをしてしまった」と反省の言葉を述べているということです。

【スタジオ】

過失運転致死の量刑が最高で懲役7年であるのに対して、危険運転致死は懲役20年と一段と重くなります。

熊本県警によりますと、これまで県内で危険運転致死で送検されたのは7件です。今回は過失運転致死で送検しましたが、熊本地検が運転の状況を判断して、危険運転致死傷を適用しました。

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