「鮮やかな唯一無二の橙色」金魚のまち長洲町の伝統守る養殖場
KKT熊本県民テレビ / 2024年7月9日 19時24分
KKTのカメラマンによる映像企画「Kumamoto color」。
“色”をテーマにお伝えするシリーズ2回目は、金魚がまとう唯一無二の「橙色」です。
長洲町にある観光施設「金魚の館」。
町のシンボル「金魚」の魅力に触れてもらおうと、5年前にリニューアルしました。
涼しそうに泳ぐのは、約30種類、100匹近い金魚たち。すべて地元で育てられました。
「金魚のまち」と呼ばれる長洲町。その由来は1880年にさかのぼります。当時まだ珍しかった金魚のエサにミジンコが適していることを発見した男性が繁殖に成功。たちまち養殖が盛んになりました。
養殖場を1人で切り盛りする島﨑龍治さん(66)。この道30年、金魚と向き合っています。
■島﨑龍治さん
「これ一匹いくらではなく『可愛いな、いいな』と思い始めました」
この日、島﨑さんが見せてくれたのは「ランチュウ」という種類の稚魚です。綺麗な橙色が特徴の金魚ですが、稚魚の色は…。1匹1匹、姿や形を見て選別します。
■島﨑龍治さん
「尾の形、体の形、バランスなど見ながら上手に泳ぐ魚は残す」
2万匹ほどの稚魚の選別を重ねながら成長させて出荷する島﨑さん。10匹から20匹だけは理想の金魚に育てようと手元に残すといいます。
金魚と言えば、この鮮やかさ。島﨑さんが目指す「橙色」とは。
■島﨑龍治さん
「ちょっと薄くても光のある魚」
色合いだけではなく、光をまとった姿にしたい。
そのこだわりのために、意外な工夫をこらしています。
■島﨑龍治さん
「この水の色を狙っています」
「綺麗な水で育てたら、色が薄くなってしまう。だからアオコが生えている薄濁り水が一番魚にとっていい水だと思う」
よく見ると1つずつ微妙に違うため池の色。金魚の種類や成長によって水を変えるのが「光のある魚」に育てる秘訣だといいます。
炎天下でも、金魚の世話は欠かせません。太陽と水が生み出す、鮮やかな彩りを求めて…。
■島﨑龍治さん
「好きだから出来ている。町としても(金魚の養殖という伝統を)続けたいという考えもあるようだから、その手伝いが少しでも出来れば」
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