1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 社会
  4. 社会

【続報】逃走した"闘犬"など計6匹捕獲 過去にも付近住民巻き込むトラブル

KKT熊本県民テレビ / 2024年7月22日 21時1分

KKT熊本県民テレビ

22日午前、益城町の山間部。集まっていたのは警察や保健所の職員です。近くには、複数の犬が…

午前6時前、益城町上陳で路上に犬がいると付近の住民から通報がありました。

警察と県によりますと、アメリカンピットブルテリアを含む複数の犬が逃げ出したということです。

■福岡放送・神崎慎治カメラマン

「逃げていたとみられる大型犬が今車に乗せられました」

もともと闘犬とされる大型犬のピットブル。ペットとしても人気の一方、県動物愛護センターは「人をかむ可能性もあり、大けがにつながることもある」と話します。

■緒方大樹記者

「逃げていた犬は保健所の職員が山のこの付近で確保しました」

警察が駆け付けたところ、自称ブリーダーの石井賢一郎容疑者(55)がつながれていない犬4匹と一緒にいるところを発見。声をかけたところ、警察車両のドアを殴ったため公務執行妨害の現行犯で逮捕しました。

近くの住民は、過去にも犬が逃げるトラブルがあったと話します。

■近くの住民

Q以前からここの犬は逃げたりしていた?

「はい 何回かありました。その時には家に入って出ないで犬が(柵の中に)入るのを待っていましたね。しょっちゅうあった?何回かありました」

津森小学校では、午前中に夏休みの勉強会を予定していましたが、犬の逃走を受け中止に。

これまでに6匹が捕獲されていて、保健所によりますと逃げていない犬も含めた合わせて22匹が県愛護センターへ移送されたということです。

【中継】

(緒方大樹記者)

益城町上陳(かみじん)に来ています。私の後ろに見えるスペースがピットブルを含む犬が飼育されていた場所です。22匹は愛護センターに送られましたが現在もこの中には少なくとも3匹がいるとみられます。

警察は現在も逃げている犬がいるとみて現場付近の捜索を続けています。(22日18時時点)

現場付近の地図です。山あいではありますが近くに民家も多くあり直線距離で約500メートルほどの場所には小学校もあります。今は夏休み中で登下校はなく、警察は学校を通して注意を呼び掛けるメールを各家庭に送ったということです。午後4時半ごろ保健所の職員が付近に罠を仕掛けていました。

益城町によりますと犬を飼うには狂犬病予防の注射をしなければいけませんが石井容疑者はピットブルを含む2匹しか注射をするための登録をしていませんでした。このため、町は多数の犬を飼育していることを把握できていませんでした。

また、近所の人によりますとこの場所で飼育されていた犬は過去にも複数回、脱走したことがあるということで、きのうの夜も逃げるのを見たという人がいました。

警察は、万が一犬を見つけた場合は近づかずに110番通報するよう呼びかけています。

【スタジオ】

(緒方太郎キャスター)

今回は、人への危害は確認されていませんが、過去には、人をかんで大けがをさせた事故も起きています。

もし、ケガをさせてしまった場合飼い主には法的責任が生じるのでしょうか。

(畑中香保里キャスター)

ペットをめぐる法律に詳しい田中裕司弁護士によりますと、「飼い主に過失がある場合民事では治療費など損害賠償の責任。刑事では、過失傷害で30万円以下の罰金などの可能性がある」ということです。

ペットを飼っている人は、「『うちの子は噛まない』と思いこまず、散歩でハーネスやリードの着用、移動ではケージに入れるなど、安全性を考慮した管理が必要」だということです。

この記事の動画はこちらから再生できます

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください