【早バレ】発売前の人気マンガを撮影し複製 男2人に執行猶予付き有罪判決

熊本県警の押収品

発売前の人気マンガをスマートフォンで撮影し複製するなどした、いわゆる｢早バレ｣行為をしたとして著作権法違反の罪に問われている男2人に対し、熊本地裁は25日、執行猶予付きの有罪判決を言い渡しました。

熊本地裁・中田幹人裁判官

判決を受けたのは、マンガやアニメ関連商品を販売する東京都のJapan Deal World合同会社と、いずれもフランス国籍で会社代表のムサ･サミル被告(37)、従業員のカイス･マーヴィン･ジョン･フランソワ･バンジャマン･トーマ被告(34)です。

KKT熊本県民テレビ

判決によりますと、2人は今年1月、週刊少年ジャンプなどで連載している発売前の人気マンガを、6回にわたりスマートフォンで撮影･保存して複製し、著作権を侵害した罪に問われています。

25日の判決で熊本地裁の中田幹人裁判官は、｢SNS等を通じて国内外に流出する危険があり、著作権の保護制度を揺るがしかねない極めて悪質な行為｣と指摘し、ムサ被告に懲役1年6か月、執行猶予3年と罰金50万円、カイス被告に懲役1年、執行猶予3年と罰金30万円、会社に罰金100万円の判決を言い渡しました。

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