1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 社会
  4. 社会

【なぜ】火事で全焼の住宅 3日後に「再燃」残り火?不審火?謎広がる

KKT熊本県民テレビ / 2024年8月15日 19時21分

火事があった住宅(熊本市中央区出水)

15日未明、熊本市中央区の住宅街で暗闇の中、火事がありました。けたたましいサイレンに、近所の人たちも非常に驚いたかと思います。実はこの住宅、わずか3日前に火事で全焼したばかりでした。

なぜ、全焼した住宅で再び火事が起きたのでしょうか。

視聴者提供

家の中から炎が上がり、屋根から激しく散る火花。火事は多くの人が寝静まった未明に起きました。

火事があったのは、熊本市中央区出水にある、田河一俊さん(91)の木造2階建ての住宅です。

消防によりますと15日午前2時40分頃、近くに住む人から通報があり、火は約1時間後に消し止められ、けが人はいませんでした。

■隣に住む人

「煙くさい感じで結構火が上がっていました。怖いですよね、やっぱり再燃って昨日夕立が降っているのにまた燃えるというね…びっくりしました」

近所の人が口にした「再燃」。実は…。

同じ住宅は3日前に全焼(12日)

■藤木紫苑記者

「午前6時です。火災発生から45分ほどたちましたが消防による消火活動が続いています」

この住宅は3日前にも火事があったばかり。約90平方メートルが全焼し、焼け跡から1人の遺体が見つかりました。警察は、遺体は連絡が取れていない田河さんの80代の妻とみて身元の特定を進めています。

なぜ3日前に全焼した住宅でまた火事が起きたのか。消防では、残り火がないか調査を4回行いましたが、小さな火種が残っていたのではないかとみています。

しかし東京消防庁で署長などをつとめた専門家は、このように指摘しています。

元東京消防庁 麻布消防署長・坂口隆夫氏

■元東京消防庁 麻布消防署長・坂口隆夫氏

「3日経った後に最初の火災の火種が残っていて、それが原因で出火したという例はあまりないんですね。再燃ということを考えると不自然だなという感じがしますね」

火事「再燃」の原因は?

坂口さんによりますと、全焼した住宅は電気やガスが止められています。そのため、考えられる原因は前回の火種か、放火を含めた不審火の2つに絞られるといいます。

■元東京消防庁 麻布消防署長・坂口隆夫氏

「ある意味では自由に出入りができた建物であったのかなと思いますね。人通りがない住宅街であるということですね。放火ということも考える必要があるのかなと思うんです」

警察と消防によると、出火の原因となりうるようなタバコの吸い殻などは見つかっていないことから、15日の火事の事件性は低いとみています。全焼からわずか3日後の火事。火種か、不審火か、他の原因があるのか…。究明が急がれます。

この記事の動画はこちらから再生できます

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください