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優勝投資賞金1億5千万円 スタートアップ企業の世界的コンテスト予選 熊本で九州初開催

KKT熊本県民テレビ / 2024年9月3日 22時38分

KKT熊本県民テレビ

熊本市で8月27日、世界的なビジネスコンテストの予選が行われ、熊本発の企業が世界への切符を手にしました。

熊本市で2開催された「スタートアップワールドカップ2024九州予選」。新しいビジネスを生み出す起業家を育てようと、106の国と地域で予選が実施される世界最大級のビジネスコンテストです。優勝投資賞金は約1億5000万円!

日本では3か所で予選が行われ、今回、初めて九州で開催されました。

■熊本市 大西一史市長

「世界にこの九州から飛び立てる。 そういう素地がきちっとあるんだということを示したいと思って誘致した」

熊本で行われた予選には、全国から233社の応募があり、書類審査を通過した11社がプレゼンに臨みました。

飛行機とロケットを組み合わせた「宇宙飛行機」(PDエアロスペース・愛知県)や、橋梁についたサビなどを光で除去するレーザー(トヨコー・静岡県)など、いずれも革新的な技術ばかりです。

staple核酸は病気の原因となるタンパク質の量を調整

こちらは、熊本大学工学部の勝田陽介准教授(42)たちが2021年11月に創立した「StapleBio(ステープルバイオ)」です。アピールしたのは、病気の原因となるタンパク質の量を調整する、staple核酸。特許を取得した世界初の技術だといいます。これを活用した希少疾患の治療薬の開発を目指しています。将来的には新型コロナのようなパンデミック感染症など、幅広い病気の治療薬としても期待されるということです。

StapleBio 勝田陽介取締役(熊本大学工学部准教授)

■StapleBio 勝田陽介取締役のプレゼン

「心躍るその先の未来を、僕たちが開発した薬で克服した希少疾患の患者さんと共に。そういう世界をみんなで見る。それが僕の夢であり、この会社のミッションであると思っています」

会場のプレゼンを聞いた人たちは。

■熊本大学の学生(起業サークル所属)

「皆さん、夢を見られていて、自分も熱が燃えるような気持ちを感じた」

■くまもと産業支援財団

「条件が合えば投資したいと思っております」

投資先を探している人もいて、互いにとって、またとない機会になったようです。

コンテストの審査では、審査員8人と観客が、市場規模やニーズなどをもとに採点しました。次々と結果が発表される中、いよいよ残すは、1位!

熊本発のStapleBioが優勝

■司会者

「優勝に輝いたのは…StapleBio様です!コングラチュレーション!」

熊本発のStapleBioが世界への切符を手にしました。

StapleBio 勝田陽介取締役

■StapleBio 勝田陽介取締役

「本当に我々が評価される時というのは、世の中に薬を出した時なのかと思っています」

StapleBioは、10月にアメリカで行われる世界決勝戦に挑みます。

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