エアロバイクは1日最低25キロトライアスロンや旅行毎日を楽しむ78歳男性

KKT熊本県民テレビ / 2024年9月16日 19時39分

KKT熊本県民テレビ

｢敬老の日｣にちなんだ元気なお年寄りの姿をお伝えします。トライアスロンに旅行ざんまいと、年齢を重ねながらも毎日を楽しむ熊本市の78歳の男性を取材しました。

熊本市東区に住む山本安彦さん、78歳。取材当日、熊本市のショッピングモールで山本さんと待ち合わせ。すると…。

■山本安彦さん

「30分くらい前に来て、まわっていました」

待ち合わせより早く到着した山本さん、何をしていたかというと、階段の上り下り。暑い日が続き外で運動できないため、買い物前に毎日階段を使って運動しています。

■山本安彦さん

「(若い頃は)外で体を鍛えていたが、ある程度年齢がいくと、屋内で涼しいところで運動したほうが良いと思うんですけどね」

1階から3階まで55段の階段を約2分で1往復します。水分補給をしながら、最低30分は運動して買い物へ向かいます。

■山本安彦さん

「牛乳とキムチと黒ニンニク。どんどん減るんですよ、たくさん食うから」

食べたいものは、自分で選びます。健康のために黒ニンニクは欠かさず。牛乳は1リットルが2日でなくなるそうです。

昼食のメニューは玄米ご飯に生姜焼き、すりつぶした大豆を味噌汁に入れたご汁や、ゴーヤにキムチ、黒ニンニクなどなど…78歳になっても食欲旺盛です!

■山本安彦さん

「食事が楽しみですよ。おいしい」

さらに自宅でもトレーニングを欠かしません。エアロバイクをこいでいます。

■山本安彦さん

「25キロくらいが最低ですかね。1時間くらいでこげますよ」

山本さんが運動を欠かさないのにはきっかけがありました。元々、タクシー運転手として働いていた山本さん。44歳の時、少し肥満気味という体質を改善するため始めたのがトライアスロンでした。天草での大会には毎年出場し、55歳の時には年齢別部門で優勝。また、71歳と72歳の時にも年齢別部門で優勝しています。

しかし去年7月、前立腺肥大のため入院、手術をすることに。今は、少しずつトレーニングを増やしている段階で、再来年、80歳で再挑戦することが目標です。

■山本安彦さん

「80歳ぐらいだったら、まだどんどんやれると思います。私も80歳になったら必ず天草のトライアスロン大会には再デビューするつもりです。有言実行します」

トレーニングに励む父親を、昔から見てきた娘の愛依さんはどう思っているのでしょうか?

■娘･愛依さん

「やっぱりかっこいいですね。小さい頃からずっと父のそういう(トレーニング)姿を見ていて、私もと思うけどなかなか父のメニューは。友達とかにも自慢したくなるし」

さらに、山本さんにはトレーニング以外にも趣味があります。

■山本安彦さん

「九州を私の庭にして、しっかり遊ぼうと思っています」

駅めぐりをはじめとする九州各地への旅です。時には山登りをすることもあります。九州百名山は、すでに73を制覇。気軽にあちこち出かけられるようにと、車を自分でキャンピングカー仕様に変えてしまいました。

■山本安彦さん

「棚を作って、現地に到着してから運転席や助手席に荷物を動かさないでいいように、あの棚で済ませます。寝る時もすぐに寝られるように」

トレーニングに趣味にと、アクティブな山本さん。日頃大切にしていることは何でしょうか。

■山本安彦さん

「朝起きた時に、今日はなにやろうかな、温泉に行こうかなとか。次の土日は1泊2日であっちの市に行こう、こっちの市に行こうとか、あの山に行こうとか。目標をある程度持てばそれが一番、私の元気のもとかもしれないです。できなかったらできなかったで、なるべくそういう(目標を持つ)ことを思ったほうが良いと思います」

目標を持って毎日を楽しむ山本さんの挑戦は、まだまだ続きます。