SL人吉が人吉市に里帰り 3つに分割しトレーラーで200キロ超の大移動

KKT熊本県民テレビ

102年前に製造され、今年3月にラストランを終えた｢SL人吉｣の車両が1日、地元･人吉市に里帰りしました。

人吉駅前に到着したSL人吉の車両の一部(1日)

1日午後6時過ぎ、トレーラーに積まれ人吉駅前に到着したのは、3月に引退したSL人吉の車両の一部です。

SL人吉は人吉市に無償譲渡

かつて人吉市の矢岳駅に保管されていたことなどから9月、人吉市に無償で譲渡されました。SL人吉市は、福岡県で車体を3つに分けられ、人吉駅前まで陸路で運ばれました。

展示用のレールに乗せる作業(2日)

2日明け方には、大型トレーラーに乗せられておなじみの丸い胴体部分も到着。車両全体が地元に戻ってきました。朝になって行われたのは、展示のために敷かれたレールに乗せる作業です。クレーンで釣り上げられた車体を慎重に降ろし、福岡から200キロを超える大移動を終えました。

人吉市 松岡隼人市長

■人吉市 松岡隼人市長

「地元の方たちもとても心待ちにしていましたし、復興へ向けてのさらなる希望につながったと確信しています」

SL人吉の車両は、11月17日に一般公開される予定です。

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