「年収103万円の壁」178万円に引き上げで熊本市は税収が約170億円減と試算
KKT熊本県民テレビ / 2024年11月8日 18時22分
熊本市の大西一史市長は、8日の定例記者会見で、国民民主党が求めるいわゆる「年収103万円の壁」の見直しを行った場合、市の税収が約170億円減るという試算を明らかにしました。
国民民主党は、いわゆる「年収103万円の壁」を見直し、所得税の基礎控除を178万円に引き上げることなどを主張しています。
これについて熊本市の大西市長は、「交付税など国からの措置を前提としない」とした上で、仮に178万円に引き上げられた場合、昨年度の市の個人住民税540億円の約31パーセントにあたる約170億円の減収につながるという試算を示しました。
■熊本市 大西一史市長
「170億円の事業といったら都市建設局の年間予算の半分ぐらい。地方への影響を最小限にしていただくということは、地方自治体を預かる立場として声を強く申し上げていきたい」
大西市長は減収への懸念を示す一方、「女性の活躍や労働力の確保の面ではメリットがある」とも述べ、今後の国の議論を注視する考えを示しました。
この記事の動画はこちらから再生できますこの記事に関連するニュース
-
国民民主に「連立に入り責任を」 「年収の壁」で島根県知事
共同通信 / 2024年11月8日 19時9分
-
見直しで170億円減収 年収の壁巡り、熊本市長
共同通信 / 2024年11月8日 19時9分
-
【議論】すべての働く人に恩恵?「103万円の壁」上限178万円になるとどう変わる? 福岡で働く人は
FBS福岡放送ニュース / 2024年11月8日 18時47分
-
“年収の壁178万円”で地方の個人住民税4兆円程度の減収に
TBS NEWS DIG Powered by JNN / 2024年11月5日 14時19分
-
年収の壁「総合的に検討」 財務相、税収減など課題
共同通信 / 2024年11月1日 12時40分
ランキング
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください