熊本市電が緊急工事で始発から一部区間で運転見合わせ 前日深夜の発表で知らなかった利用者も

KKT熊本県民テレビ

熊本市電は、熊本市役所前付近のレールに緊急工事が必要な箇所が発見されたとして、15日の始発から一部区間で運転を見合わせています。

熊本市役所前(15日午前10時頃)

熊本市電が運転を見合わせているのは、水道町～辛島町の区間です。熊本市交通局によりますと、去年の大みそかの脱線事故を受けレールの点検をしていたところ、熊本城･市役所前電停付近のレールに幅の広がりが見られたことから緊急の補修工事を行う必要があると判断したということです。

各駅では職員が折り返しの案内

このため熊本市電は、15日の始発から健軍町方面からは水道町までで折り返し、上熊本駅や熊本駅･田崎橋方面からは辛島町で折り返し運行しています。各駅では職員が折り返しの案内をしたり、折り返しの駅で乗り換え乗車券などを配布していました。

市電を利用する専門学生

一部区間の運転見合わせの発表が14日深夜だったため、知らなかったという利用客もいました。

■市電を利用する専門学生

「びっくりしました。貼り紙が貼られていてやばいとなって」

■市電を利用する専門学生

「電車が途中までしか来なかったから、一回辛島町で降りて水道町まで歩いた。ここからまた奥まで行こうとしています」

市電を通勤で利用する女性

■市電を通勤で利用する女性

「本来は市役所前で降りたかったんですけど(水道町で降りた)。大変不便ですね」

一部運転見合わせ期間は2～3日を想定

運転見合わせの期間は決まっていませんが、熊本市交通局はおおむね2、3日を想定しているということです。熊本市交通局は｢ご迷惑をおかけしますが、ご理解とご協力をお願いします｣とコメントしています。