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長時間のスマホ→目に悪影響? 「スマホ内斜視」で年単位の治療期間も

KKT熊本県民テレビ / 2025年2月7日 20時21分

「スマホ内斜視」

記者のコトバ、今回のテーマは「スマートフォン」。今や生活に欠かせないものですが使い方によっては目に悪影響を与えてしまいます。街の皆さんに普段のスマホの使い方を聞きました。

【VTR】

スマホを1日約3時間使う10代

■10代女性(1日3時間ほどスマホ使用)

「SNS見てます」

■50代男性(2~3時間使用)

Q目が疲れたりしないですか?

「それはちょっとあります。歳も歳なんで」

■10代男性(4~5時間)

「大体この3年間くらいでメガネがないと生活できないくらいにはすごく落ちました」

■30代女性(小5・小3の親)

Qお子さんってスマホでYouTubeとか見られています?

「ずっと見ていますね。上の子はちょっと視力が下がってて眼科で注意されているので時間制限とか持っているけれどなかなか言うこと聞いてくれないのでそこが心配ではあります」

【スタジオ】

(永島由菜キャスター)

街で話を聞く中で多かったのが「視力が落ちた」という声です。県が、若者の視力に関する調査をまとめています。

県内の裸眼視力1.0未満の高校生

「裸眼視力1.0未満の高校生」の割合です。6年前の2019年度が52.7%でしたが、2021年度は70.1%、2022年度になると78.6%まであがっています。眼科医は、スマホの長時間利用が原因の1つとして考えられると話します。

【VTR】

熊本市中央区の大江眼科・芳賀彰院長は、スマホが普及する前と比べ年代に関わらず目の不調を訴える患者が増えているといいます。

大江眼科・芳賀彰院長

■大江眼科・芳賀彰院長

「特に最近印象的だったのが、70代の女性とかでご自身でスマホを使いすぎてすごく疲れて、ドライアイがあってという方なんかはやっぱりちょっと驚きましたね」

スマホ普及で目の不調増

スマホの使いすぎが原因とみられる代表的な症状としてドライアイや眼精疲労、近視の他にあげられるのが「スマホ内斜視」です。「内斜視」とは目が内側に寄る症状のこと。スマホやタブレットの画面を見続けることも原因の1つとされています。

「複視」の症状

また内斜視に加え物が2つに見える「複視」という症状も起きることがあります。芳賀院長は一度かかってしまうと治療が年単位になることもあるといいます。

■大江眼科・芳賀彰院長

「特殊な治療が必要になる場合もありますし、お子さんの場合は視力が育っていくのに差し支えたりすることはちょっと障害になったりすることがありますので、そういった意味では特に注意が必要かなと考えております。」

【スタジオ】

(永島由菜キャスター)

芳賀院長が治療に時間がかかるという話をしていましたが、日本弱視斜視学会などが調査をしています。対象は内斜視または複視になったスマホの長時間使用者156人。小学生以下が1日1時間未満中学生以上が2時間未満などスマホを使う時間に3か月間、制限をかけました。

スマホの使用時間を制限すると…

その結果、10人は症状がなくなりましたが、「改善しなかった」「悪化した」という人が88人と6割近くにのぼっています。スマホの適切な使い方を芳賀院長に聞きました。

まずは時間です。スマホを使っているとまばたきの回数が減り、眼精疲労などにつながることがあるので基本的には2~3時間以内が目安。5歳未満の子どもは1時間以内、さらに1歳未満の子どもはスマホやタブレットなどのデジタルデバイスは見せない方がいいそうです。

長時間スマホを見た時は…

スマホを長時間使ったときに目を休める方法です。20秒間遠くを見ましょう。5メートルほど離れた場所であればよいそうです。タオルを濡らして電子レンジで温めて使う方も多いかと思いますが、すぐに冷めてしまい逆効果の場合もあるそうなんです。30分ほど効果が持続する目を温めるグッズがドラッグストアなどにあるので使うのもよいかもしれません。

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