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将来水道料金が9割以上上がる? 水道管老朽化の影響で負担増の研究

KKT熊本県民テレビ / 2025年2月7日 19時39分

EYJapan 石橋幸登さん

私たちに身近な「水道」。水道管の更新や人口減少が、料金に跳ね返ってくる可能性があります。埼玉県八潮市で発生した道路の陥没事故。浮き彫りになったのが水道管の老朽化です。

■緒方太郎キャスター

「私たちの生活に欠かせない水道。水道管の老朽化と人口減少で大幅に値上げする可能性があります」

水道管の老朽化や人口減少が加速

豊かな水資源に恵まれた熊本。一方、水道管の老朽化や人口の減少が加速し、多くの事業者が赤字経営に直面しています。そうした中、民間の研究グループが20年先に水道を維持するために必要な値上げ率を試算しました。すると全国平均で約48%。平均料金でみると約1500円上がる推計に…。

2046年までの値上げ率(推計)

分析した県内の事業者を見ていくと赤色の自治体で90%以上の値上げが推計されています。熊本市では24%、平均料金が600円程度上がる推計です。

水道料金が2046年に48%アップ?

■調査レポートに携わったEYJapan 石橋幸登さん

「(法定耐用年数の)40年を超える水道管が急速なスピードで増えてくることになります。人口が減っていきますとどうしても1人あたりの負担の料金を上げていかないと必要なコストを賄えない」

この試算に、街の人は。

■街の人(4人暮らし)

「厳しいですよね。やっぱり(水の)使い方を考えないとダメですかねお風呂もそうですね。毎日(水を)変えるんじゃなくてもう一度沸かして使うとか」

■街の人(2人暮らし)

「老朽化に伴うこの間の埼玉みたいなことが起きるといけないですから。インフラが大事ですからね」

水道事業を行う自治体は、どのように取り組んでいくのでしょうか。南阿蘇村の担当者は…。

南阿蘇村 水・環境課・成松 優真さん

■南阿蘇村 水・環境課・成松 優真さん

「全ての南阿蘇村の管と設備を耐震化・更新するために70億か80億円くらいかかるという試算も出ているようです」

さまざまな手段でインフラ整備費を捻出へ

村ではさまざまな手段で、インフラの整備にかかる費用を捻出したい考えです。

■南阿蘇村 水・環境課・成松 優真さん

「実際、滞納もありますので水道の停止を交えた厳格な対応と経費等の見直しですね。可能な限り出費を抑える」

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