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特産品を使ったかき氷で地元盛り上げ 氷見市の菓子店

KNB北日本放送 / 2024年8月6日 19時16分

KNB北日本放送

能登半島地震で大きな被害を受けた氷見市。地域を盛り上げようと市内の菓子店が地元の特産品を使ったかき氷をこの夏、提供しています。助田記者のリポートです。

暑~い夏に食べたくなるものとえいばかき氷。

オレンジ色が目にも鮮やかなこのかき氷に使われているのは氷見市の特産品「灘浦みかん」です。「灘浦みかん」は小粒で、強い酸味が特徴です。かき氷に合うようみかんペーストをヨーグルトシロップと合わせたというその味わいは?

助田紫乃亜記者

「ヨーグルトとみかんの酸味が相性が良くて、すごく夏らしくておいしいです」

このかき氷を提供しているのは、氷見市の菓子店「さか志り」です。考案した坂尻夏海さんは東京の老舗和菓子店などで経験を積みUターン。2023年から実家を手伝っています。

さか志り 坂尻夏海さん

「地元で仕事をするからには、地元の食材を使ったものを作りたいなと思っていたので。おいしいと言ってくれるのはもちろんうれしいですし、あとは暑い日にケーキって感じじゃないお客さんでも軽い気持ちで来て、食べていってもらえるのかなと思いますね」

このところのかき氷ブームを受け、2024年に提供を始めた新商品。地元特産のミカンを使ったのにはきっかけがありました。

さか志り 坂尻夏海さん

「初売りの準備をしていたまさにここで地震が起きて。奥で何かが落ちてる音がすごい響いてて『え!?』みたいなびっくりが強くて」

店舗に大きな被害はありませんでしたが、地震後、知り合いの中には氷見を離れてしまった人も。

地元のにぎわい作りにお菓子で貢献したい、という思いから商品開発を始めました。

さか志り 坂尻夏海さん

「私の友達や弟の友達が、地元を離れなきゃいけないという人がどうしてもでてきちゃって、人がいなくなっちゃうのは寂しいなと思うので。少しでも氷見にいて楽しいなとか、お菓子やかき氷を食べに来ておいしいなとか、お客さんや観光客が、気軽に足を運んでくれるような町になったらいいなと思いますね」

かき氷は現在、7種類。先週から新たに稲積梅を使ったかき氷を売り出しました。氷の上にとろりとしたお餅を乗せた塩大福風のかき氷。氷見の魅力的な食材を使ったお菓子をもっと作っていきたい。坂尻さんの思いは高まっています

さか志り 坂尻夏海さん

「地元が好きだなと思ってもらえるようなお菓子を作れればいいなと思いますし、どんどん、この輪が広がっていってくれればいいなと思います」

灘浦みかんのかき氷は、お盆ごろまで提供する予定だということです。

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