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党員アンケート取りやめはなぜ?記者が解説

KNB北日本放送 / 2024年9月9日 20時57分

KNB北日本放送

上野キャスター)自民党富山市連が一転して、党員アンケートの実施を取りやめたのは、どうしてなのでしょうか。

神林記者)8日の会合で富山1区の各校区の支部長からは、アンケートの実施自体に反対する意見が相次ぎました。田畑議員のこれまでの取り組みや実績を評価すべき、との意見が大半だったそうです。

上野)田畑議員に対する批判の声もあるのではないかと思いますが。

神林)8日の会議では、そうした政治とカネをめぐる問題よりも、田畑議員の実績を重視した人が多く、ここまでの混乱を招いた市連の執行部の運営を批判する声もあったということです。保守王国と呼ばれる富山県で自民党のトラブルを終わらせたいとのプライドが働いたのではと指摘する人もいました。

上野)田畑議員は政治資金パーティーの収入をめぐって政治資金収支報告書を新たに修正したことも報告したんですよね。

神林)はい、8日に明らかにしました。

田畑議員「昨年の秋から立ち上げた勉強会でございまして、会費制の2万円の昼食勉強会でございました。指摘をうけまして調査を命じたところ、記載がないということが発覚をしたところでございまして」

記者「これだけ不記載の問題が出てくる中で、新たに不記載があったということについてはどう受け止めていますか」

田畑議員「私のずさんな管理が起因だというふうに思っております。起こらないようにきちっと対応するということに尽きると思いますし、そのことはきょうも含めてご報告させていただき、理解いただく、そのことに尽きると思います」

上野)この政治資金パーティーはどんなパーティーだったのでしょうか。

神林)田畑議員は9日、報道各社にFAXで回答しました。それによりますと新たに不記載がわかったのは、東京で去年9月に始めた「次世代の医薬品・医療機器産業のあり方を考える会」という政治資金パーティーで、医薬品や医療機器の企業などから参加者を集めて去年に4回開催したということです。政治資金収支報告書への不記載はあわせて156万円で、9月2日に総務省に訂正願を提出したとしています。

上野)次から次へと問題がでてきますね。

神林)富山市連の中川忠昭支部長は8日、田畑議員と市議や県議、そして党員との意識の「かい離」を指摘し、それを解消するためにスクラムを組んでいく必要があると話していましたが、市連と市民との意識のかい離も感じずにはいられません。早ければ10月にも衆議院の解散総選挙の可能性があります。今回、田畑議員は党内の支援者から「守られた」形ですが、選挙となれば、有権者全体からの審判を受ける形となります。

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