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富山市のひき逃げ死亡事件の裁判 懲役4年求刑 

KNB北日本放送 / 2024年9月20日 21時22分

KNB北日本放送

去年、富山市で当時19歳の男性が車にひき逃げされて死亡した事件で、過失運転致死などの罪に問われた男に対し、検察側は20日の裁判で懲役4年を求刑しました。

起訴状などによりますと、富山市婦中町砂子田のアルバイト店員 横井徹哉被告(71)は、2023年8月の夜、富山市内で車を運転中に、道路に横たわっていた山田翔向さん(当時19)をひいて死亡させ、救護せず立ち去った罪に問われています。

横井被告はこれまでの裁判で「ひいたのはマネキンだと思った」などと述べて、起訴内容を一部否認していました。

争点は人身事故の認識と、それに伴う救護義務があったかどうかです。検察側は「被告の視力や車の速度から、人だと認識して回避することは可能だった」としたうえで「事故後に再度、現場に戻っていたことや、車を急いで買い替えたことなどから、人身事故を起こした認識があり、過失が認められる」と指摘し、懲役4年を求刑しました。

一方、弁護側は「夜間に人が道路上に横たわっていることを予想することが困難だった」「被告は道を間違えたことから現場に戻ったほか、車を替えたのは以前から壊れていたものを交換するためで、人をひいた認識はなく、被告に過失はない」と主張し、執行猶予付きの判決を求めました。

また、被害者参加制度で出廷した山田さんの遺族は「息子の死を受けいれるために必要なのは、真実が明らかになること。真実を語ってほしい」と意見陳述しました。

一方、横井被告は「まさか人が寝ていたとは。マネキンだと思った」と最終陳述をしました。

判決は11月19日に言い渡されます。

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