黒部峡谷トロッコ電車 猫又駅での乗り降り可能に
KNB北日本放送 / 2024年10月4日 20時47分
黒部峡谷鉄道のトロッコ電車は、能登半島地震の影響で宇奈月駅と猫又駅での区間運転を余儀なくされています。
少しでも観光客に黒部峡谷の魅力を感じてもらおうと折り返し地点の猫又駅で、これまではできなかった一般客の乗り降りを5日から期間限定で解禁します。
ピンチをチャンスに変える取り組みを小丸記者が取材しました。
トロッコ電車で知られる黒部峡谷鉄道は宇奈月からおよそ14キロ上流にある鐘釣橋が能登半島地震による落石の被害を受けました。
橋の上の山の斜面では長さ14メートルの岩の塊がずれたことがわかり、復旧工事のため、トロッコ電車は今シーズン、欅平までの全線開通を断念し、宇奈月駅と猫又駅の間を往復運転しています。
黒部峡谷鉄道の10の駅のうち観光客が乗り降りできるのは4駅で、猫又駅など6つの駅は、工事関係者だけが使用していました。
今シーズン、猫又駅では、列車は到着して2分後にそのまま折り返し運転に。
”秘境”にある駅に降り立ち峡谷の自然を感じる体験をしてもらおうと、黒部峡谷鉄道は新たにおよそ100メートルにわたって木製のホームを作りました。
5日からは、観光客も乗り降りできおよそ20分の間、周辺を散策できるようになります。
「駅には展望台も設けられました。まもなく訪れる紅葉も楽しめそうです」
展望台も新たに設けました。
例年10月下旬から11月中旬にかけて見ごろとなる黒部峡谷の紅葉を目当てに訪れる海外観光客に向けた取り組みです。
また、猫又駅は全国で名前に「猫」の字が付くただひとつの駅とされることで、猫とネズミをモチーフにした撮影スポットも設置しました。
【黒部峡谷鉄道谷本悟チーフマネージャー】
「全線開通にまたなれば、この駅では、再度降りられなくなると、こういう意味では、期間限定といいますか、非常に貴重な体験・経験を今していただけるんじゃないなと思っています」
今シーズンの営業は11月30日までで、猫又駅での乗り降りは来シーズン以降に全線開通するまでです。
この記事の動画はこちらから再生できますこの記事に関連するニュース
-
黒部峡谷トロッコ電車の秘境駅、今だけ降車OK…工事関係者用の「猫又駅」に仮設ホーム
読売新聞 / 2024年10月4日 16時45分
-
新観光ルート「黒部宇奈月キャニオンルート」始動へ向けた企画黒部宇奈月エリアと連携した旅行商品を10月から販売開始
PR TIMES / 2024年9月27日 17時15分
-
22日土砂流入の黒部峡谷鉄道 23日は始発から運転再開 富山
KNB北日本放送 / 2024年9月23日 12時0分
-
黒部鉄道、トンネルに土砂流入 乗客60人、一時取り残される
共同通信 / 2024年9月22日 16時35分
-
トンネル土砂流入で黒部峡谷鉄道ストップ 約60人一時取り残される
KNB北日本放送 / 2024年9月22日 12時15分
ランキング
-
1入閣の三原じゅん子は「要注意人物」…後輩の金子恵美氏が「サンジャポ」で指摘
スポーツ報知 / 2024年10月6日 10時25分
-
2【総裁選の内幕】自民党議員にとっての争点は「どの総裁が日本を変えるか」ではなく「議員バッジの確保」だった…石破政権の背後には岸田前首相の影
NEWSポストセブン / 2024年10月6日 11時14分
-
3「裏金議員」一部を非公認へ=石破首相、次期衆院選へ方針転換
時事通信 / 2024年10月6日 15時27分
-
4市道で夜のランニング中に背後からクマ、40代男性が頭と左脚それぞれ2か所負傷
読売新聞 / 2024年10月6日 8時45分
-
510歳未満の息子の頭などを殴り、髪の毛をつかんでソファに引き倒すなどの暴行 28歳の父親を逮捕 北海道標茶町
北海道放送 / 2024年10月6日 8時45分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください