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衆院選 富山3区の立候補者の主張をキーワードから分析

KNB北日本放送 / 2024年10月18日 20時59分

KNB北日本放送

上野キャスター) エブリィでは衆議院選挙で県内の選挙区の立候補者の主張をキーワードから分析しています。

3回目のきょうは、県西部が選挙区の富山3区です。

担当の岡川記者です。

岡川記者)それぞれの候補の第一声を「テキストマイニング」という手法で分析しました。

候補が繰り返して使った言葉を人工知能=AIで分析すると、特徴的な単語が大きく表示されます。

上野)きょうは、富山3区に立候補した、こちらの3人の第一声を振り返ります。

まずは自由民主党・前職、橘慶一郎さんの第一声です。

中央に大きく「地方創生」、さらに「物価高」「人口減少」の文字も見えますね。

岡川)6期目を目指す橘さんは、「地方創生」をしっかりやり遂げたいと繰り返し述べました。

防災・減災や国土の強靱化、物価高対策、人口減少・少子化対策などを訴え、地方創生の実現に向け取り組む姿勢をアピールしました。

同じく、長年地方創生を掲げてきた石破総理のもと、今月1日発足の内閣では官房副長官に就任しました。

自民党への逆風が吹く中、職務のため、選挙区を不在とすることが増える見込みですが、陣営は、全国有数の得票数を集めてきた支持基盤を引き締め票の積み上げを目指します。

上野)続いて、国民民主党・新人、大久保光太さんの第一声です。

中央には大きく「額面給与」。「争点」や「減税」、「連合」という言葉も見えますね。

岡川)大久保さんは労働団体・連合富山から支援を受けていて、額面給与や手取り給与のほか、所得税が課税される最低年収額の引き上げ、消費税の減税などを訴えました。

朝日町の出身ですが、同じく連合富山が支援する立憲民主党との候補のすみ分けで3区での擁立となりました。

党としては県内で初めての小選挙区立候補者で、街頭演説などを通じて知名度を上げ、自民党に対し不信感を持つ保守層の切り崩しを図ります。

陣営は当選ラインとする10万票の得票を目指しています。

上野)続いて、日本共産党・新人、坂本洋史さんの第一声です。

「裏金」「献金」「大企業」などの言葉が目立ちますね。

岡川)坂本さんは第一声の冒頭、自民党派閥の裏金事件の一番の大元にあるのは企業団体献金であると強調し、その廃止を訴えました。

また、大企業を優遇する政治を改め、暮らしのために予算を回す社会を実現すると主張しています。

また、年金支給額の引き上げに加え、核兵器の廃絶と核兵器禁止条約に日本が批准することも訴えました。

前回選挙では、自民党・橘さんとの一騎打ちで、4万票あまりを獲得しました。

自民党政治を徹底的に追及し、石破政権への批判票を取り込み比例票の積み上げも図る考えです。

キーワードで見えてくる各候補者の主張を、投票の際の参考にしてもらえればと思います。

上野)岡川記者でした。

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