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衆院選の選挙戦終盤 富山県内の情勢を解説

KNB北日本放送 / 2024年10月25日 21時32分

KNB北日本放送

上野キャスター)衆院選の情勢調査の結果について引き続き、担当の数家解説委員と詳しく見ていきます。

数家解説委員)調査は、無作為に選んだ固定電話と携帯電話に電話する方法と、インターネットサイトのID保持者による方法を組み合わせて実施しました。

県内の18歳以上の有権者2286人から回答を得ました。

調査に協力いただき、ありがとうございました。

上野)それでは県内3つの選挙区の情勢を支持政党と年代別で見ていきます。

まず富山1区です。

前職2人と新人3人のあわせて5人が立候補しています。

支持政党別の情勢はどうですか。

数家)立憲 新人の山候補は、立憲支持層の9割弱、国民の4割強まで固めてきました。

無党派層からは最も支持を得ていて、3割に伸ばしています。

自民 前職の田畑候補は、選挙戦序盤で5割強だった自民支持層への浸透を6割に伸ばしています。

ただ、推薦を受けた公明の支持層は5割弱にとどまり、無党派層には広がっていません。

この両者が激しく競り合っています。

無所属 前職の吉田候補は、前回公認だった維新の支持層は2割弱の支持にとどまり伸び悩んでいます。

維新 新人の浅岡候補は、維新支持層の3割強と序盤よりも支持を落とし伸び悩んでいます。

共産 新人の青山候補は、共産支持層の7割弱を固めていますが苦戦しています。

上野)年代別の支持状況はどうですか。

数家)山候補は、30代以上の幅広い世代で支持が広がっています。

田畑候補は、20代までの若い世代の支持を得ています。

上野)続いては、前職と新人2人の戦いとなっている富山2区です。

数家)支持政党別では、自民 前職の上田候補が自民支持層の8割強、公明支持層の8割弱を固め優位に立っています。

立憲 新人の越川候補は立憲支持層の8割を固めたほか国民支持層の4割を集め、支持拡大を加速しています。

共産 新人の泉野候補は、共産支持層の5割強と序盤よりも支持を落とし苦戦しています。

年代別では、上田候補が60代以上で5割強と支持を広げています。

越川候補は、働く世代の40代で4割弱と最も支持を得ています。

上野)そして前職と新人2人が立候補している富山3区です。

数家)石破内閣で官房副長官に就任した自民 前職の橘候補が引き続き盤石な態勢です。

自民支持層の9割を固め、立憲支持層も序盤より支持を広げて4割に達しています。

国民 新人の大久保候補は、国民支持層の7割、立憲からも4割弱を集めて支持拡大を図っています。

共産 新人の坂本候補は共産支持層の8割強を固めていますが苦戦しています。

年代別ではすべての年代で橘候補が支持を広げていますが、大久保候補が20代までの若い世代で3割強を得て迫っています。

3選挙区ともに、まだ投票先を決めていない有権者が2割程度いるので情勢は、今後、変化する可能性があります。

また、石破内閣を「支持する」と答えた人は県内全体で36%と選挙戦序盤から減りました。

一方、「支持しない」は増えて36%と拮抗しています。

これを1区だけでみると、「支持する」が33%、「支持しない」が41%と「支持しない」が8ポイント上回っています。

2区、3区では、「支持する」の方が多く、富山1区で政権与党への不満が高くなっている情勢です。

投票は、あさって27日です。

各候補が何を訴えているのかしっかり耳を傾けて、自分の意思を示す1票を投じてください。

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