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アメリカ大統領選 県内の有権者は 投票に込めた思い

KNB北日本放送 / 2024年11月6日 19時42分

KNB北日本放送

アメリカ大統領選挙は、日本時間のきょう開票が行われ、共和党候補のトランプ前大統領の優勢も伝えられる中、民主党候補のハリス副大統領との大接戦が続いています。

県内に住むアメリカ人の有権者に今回、どう考えて投票したのか、そして分断が進んでいるとされる母国アメリカをどう感じているのか聞きました。

富山市で夫とともにゲストハウスを経営している、オレゴン州出身のデルゼル・クロイさんです。

アメリカ大統領選挙は、国外からでも郵便やメールで投票することができます。

クロイさんは今回メールで投票しました。

記者「どなたに投票しましたか」

クロイさん「カマラ・ハリス。他の選択肢はないですので、わたしにとって」

当選すれば、女性初の大統領となるハリス候補を支持しました。

「女性がより平等な世界により平等な国に住めるように、LGBTQがより平等な国 、人種に関わらず住める国 、それを作っていきたいです」

トランプ候補は差別的な発言が目立ち、人々の分断をあおっているとして支持できないと話します。

「今まで許されなかったような差別発言は、 普通のように彼だったり周りの人も言うんですよ、それを許されているのが本当にわからないです。それが言っていいような雰囲気を作っちゃったんですね」

クロイさんは「多様性」こそがアメリカの強さだと声を強めます。

「多様性が私たちの強さであって、それをより平等にリスペクトする、それがハリスの方向性なので」

アメリカから富山に来て3年目、今年から射水市で国際交流員として働くルーカス・ズパンシックさんです。

出身のアイオワ州は、過去2回の大統領選に続き、今回もトランプ候補が勝利しました。

共和党の地盤のひとつですが、ルーカスさん自身は選挙を冷静に見つめています。

ルーカス・ズパンシックさん「アイオワ州は農業が有名で、トランプさんとか共和党の政策ですね。政策がハリスの政策より良いかとそう思っている方が多いかもしれないです。私はインディペンデント(無党派)という真ん中にありますので、共和党とか民主党を応援しません」

こう話すルーカスさんは、今回、メールで投票しましたが投票先は明らかにしませんでした。

母国を離れ、改めてアメリカ大統領の存在が他の国々にも影響を与えていることを感じるといいます。

「経済が良くなることとか安全が 良くなることとか、そんなこと 大切大事なことなんですが、いちばん大事な事は大統領の雰囲気かな」

記者「国際社会の中でも信頼される」

「そうですね、それが大切ですね」

話を聞いた2人からは、選挙結果に関わらずアメリカ国内がこれ以上分断されることがないようにという願いが感じられました。

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