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田畑議員 会見での説明から見えてくるのは

KNB北日本放送 / 2024年12月2日 21時33分

KNB北日本放送

本人に承諾なく無断で自民党の党員登録をした疑いが持たれている自民党富山1区の田畑裕明衆議院議員は先週金曜日の夜、会見を開き、無断または架空の党員登録が合わせて262人分にのぼることを明らかにしました。その党費は「亡くなった親戚が支払っていた」と説明し、自らの関与を改めて否定しました。

田畑議員の会見「調査の結果、合計262名分につきまして、不適切な党員登録、党費の支払いが認められました」

田畑議員は会見で、調査の結果、企業A社は206人、B社は33人、個人は23人の合わせて262人分を、無断または架空で党員登録していたことを明らかにしました。

前回の会見では100人前後としていましたが、この2週間で大幅にふくらみ、事務所で管理する党員の4割近くを占めています。

企業A社の経緯については。

田畑議員「私を支援してくれておりました親族の方から、A社と話をし、入党者を募ること、党費はその親族の方が支払ってくれるとの申し出を受けました。多くの従業員等を入党させていただけるものと期待をし、その申し出を受けることといたしました」

党費は2015年から「亡くなった親戚が支払い、その後、自身の父親が引き継いだ」と説明しました。

企業後援会「響裕会」の会費を党費の支払いに充てていた疑いが持たれていますが、否定しました。

自民党員となるためには入党申込書に記入し提出しなければいけませんが。

田畑議員「入党申込書の作成者は判明していない。実在していないものも含まれている。実際は確認できなかった。経緯について詳細を聞いていなかった。実在しないことに思いが至らなかった」

実在しない架空党員を登録したことを認めましたが、こちらも自らの関与を否定しました。

またB社については。

田畑議員「秘書が名簿の提供依頼をした際、党員を増やすために使用する旨の説明を行ったということですが、B社側が、その意図を正確に認識していたかは不明でございます。党費に関する説明は行っていなかったとのことでした」

B社33人分の入党申込書は、田畑事務所で代筆し、作成していました。

党費の支払いは、B社も個人分も含め、全て「亡くなった親戚が支払い、その後、自身の父親が引き継いだ」と説明しました。

年間の総額はおよそ60万円になります。自らの関与については何度も否定しました。

田畑議員「もちろん関与はしてございません。その親族を私は信じきっていたわけでありまして、その党費の手続き等については、きちっとなされたものだというふうに思い込んでいたというのが実態でございます」

また、自身が代表を務める政党支部の収支報告書に、不記載や虚偽記載はないとしました。

そのうえで、政治不信を招いた責任をとるとして国会対策副委員長を辞任したと述べました。

会見は当初30分のみとされ、その後20分ほど延長したものの、田畑議員は質問が途切れない中で会見を打ち切り、記者からの問いかけに答えず会場を後にしました。

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