朝日町にウニ畜養施設 来年建設へ 富山湾の藻場再生にも「一役」
KNB北日本放送 / 2024年12月25日 19時34分
ウニが海藻を食べ尽くす「磯焼け」が県内でも確認されています。
ウニの活用と海藻が茂る「藻場」の再生につなげようと、回収したウニを育てて出荷するための施設が、朝日町に建設されることになりました。
ウニノミクス石田晋太郎社長
「我々のウニを地元でも愛してもらいたいと思っていて、地元にも是非出荷したい。富山湾寿司のひとつのネタとしてウニが入っているような未来があればと思っている」
工場建設の計画を発表したのは、ウニの食害による「磯焼け」対策を手掛ける東京のスタートアップ企業、「ウニノミクス」です。
身が少なく、利用価値のないウニを回収し、海藻などを配合した飼料を与え商品として出荷する事業を展開するとともに、海藻が茂る「藻場」の回復も目指しています。
工場の建設は大分県、山口県に続き朝日町が国内3か所目。
選んだ理由として、地元の漁業関係者からの協力を得られることに加え、資源量調査などから取り組みの実現可能性があることや、広大な土地があることを挙げています。
海沿いの敷地およそ1万1千平方メートルに工場3棟を段階的に建設し、北陸3県を中心にウニを受け入れる計画です。
陸上の養殖場としては世界最大規模としていて、年間360トンの出荷を見込んでいます。
投資額は3棟合わせておよそ35億円で、来年春からの建設を予定し、早ければ再来年1月に1棟目が完成する見通しです。
ウニノミクス石田晋太郎社長
「拡大している磯焼け問題に有効な解を出すために私どもも大きくなっていかなければいけないと試行している」
ウニノミクスは、早ければ再来年春に全国のホテルや百貨店、地元の飲食店などへの出荷を目指すとしています。
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