除雪中に屋根雪落下か ９３歳女性が雪に埋まり死亡 富山県魚津市

KNB北日本放送

魚津市で昨夜、93歳の女性が自宅の敷地で雪に埋まった状態でみつかり、死亡しました。警察は除雪中に落ちてきた屋根雪の下敷きになった可能性もあるとして死因などを調べています。

長谷川記者「女性が発見された現場です。屋根から落ちたとみられる雪は水分を含んで氷のように固くなっています」

警察によりますと、きのう午後6時半頃、魚津市長引野の住宅から「家族が自宅の敷地で雪に埋もれているのを見つけた。意識がない」と119番通報がありました。

埋もれていたのはこの家に住む無職の松倉カズヱさん（93）で、病院へ運ばれましたが死亡が確認されました。

きのう、外出先から戻った家族が、松倉さんの姿が見えないため探していたところ、住宅と納屋の間に積もった雪の中からいびきのような音が聞こえ、掘り起こすと、松倉さんが見つかったということです。

発見されたとき、雪は50センチほど積もっていて松倉さんの額には切り傷があり、血が出ていたということです。

松倉さんは日頃から家の除雪をしていて、発見場所の近くにはスノーダンプがありました。

警察は、松倉さんが除雪中に落ちてきた屋根雪の下敷きになった可能性があるとして、司法解剖をして、死因などを調べることにしています。

今回の大雪で、県内では小矢部市で今月5日に除雪中に用水路に転落した女性が死亡しているのが見つかり、けが人も相次いでいます。

また各地の消防によりますと、きょうも県内では除雪中の事故や落下した屋根雪にあたったり道路で転倒したりして10人がけがをしました。

この記事の動画はこちらから再生できます