NHK紅白に呼ばれた「今年の顔」の格差問題...プチ鹿島の『余計な下世話!』vol.24
TABLO / 2013年12月31日 17時0分
2013年の「顔」は誰だろう。マー君、半沢直樹、あまちゃん、2020年五輪招致の最終プレゼンテーションメンバーあたりがパッと思い浮かぶ。
「みなさまのNHK」が選んだ大晦日の紅白歌合戦の審査員をみると、田中将大、滝川クリステル、片岡愛之助(「半沢直樹」出演)、宮藤官九郎(「あまちゃん」脚本)が入っている。
紅白にはこのほか、壇蜜とふなっしーがステージに出場するという。審査員席に座る「田中将大、滝川クリステル」と、そうではない「壇蜜、ふなっしー」の違いはなんだろう。
後者には在野感が漂う。
そもそも壇蜜は、田舎のおじさんやおばさんは知らない「辺境」から来た人だ。オヤジジャーナル(世間の流行に最後に気づくおじさんメディア)が壇蜜に気づいてしまった。
オヤジたちは当初壇蜜を遠くから見ていたが、声をかけてみたところ壇蜜はオヤジを馬鹿にすることなく期待に応えてくれた。喜んだオヤジジャーナルによって壇蜜は拡散された。
どんなにメジャーになっても、辺境の人に漂うのは「非公式」感。得体の知れなさ。なんなら若干の胡散臭さも伴う。その異端さはいざ拡散されると想定外のエネルギーを放つ。
船橋市の非公認キャラクターである「ふなっしー」も"辺境の人"と言える。アウトロー。本来のゆるキャラがやらない言動も一緒に盛り込む。
次の例を考えるとわかりやすい。熊本県PRマスコットキャラクターのくまモンは10月に天皇皇后両陛下と対面したが、ふなっしーは決して天皇陛下とは対面できない。非公式な存在だから。何をするかわからないから。手紙渡しちゃうかもしれないから。
辺境から来た壇蜜とふなっしー。間違いなく今年の顔だ。
「非公式の人」は公式感たっぷりの人たちが座る紅白の審査員席には呼ばれないし、壇蜜とふなっしーもそれはわかっている。それをわからなかったのが猪瀬直樹ではないか。
本来、在野にいるべき人だったのに、書いてる側の人だったのに、そこをわざわざ出て中央に立つタレント性もなかったのに、「紅白の審査員席」を目指してしまった。似合うと思ってしまった。公の目にさらされるプロの図々しさもなかったのに、うっかり出てきてしまった。
猪瀬直樹の「アマチュア性」はカネのルーズさではなく、そこである。
Written by プチ鹿島
Photo by 結いの党公式サイト
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
滝川クリステルはホムパの常連!「女性が嫌いなコメンテーター」アンミカの"進次郎評価"にドン引き
日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年9月18日 9時26分
-
滝川クリステル所属事務所、夫・小泉進次郎氏の総裁選出馬受け声明「お互いの活動を切り離し、一定の距離を持って活動する」
モデルプレス / 2024年9月9日 10時30分
-
滝川クリステルの所属事務所、小泉進次郎氏の総裁選への立候補表明を受け声明「子供の安全とプライバシーを第一に」【コメント全文】
ORICON NEWS / 2024年9月9日 8時0分
-
両陛下、10月に佐賀訪問 国民スポーツ大会出席
共同通信 / 2024年9月6日 17時6分
-
《自民党総裁選》小泉進次郎のセクシー内閣爆誕なるか、“もし進”で起きる3つの危機
週刊女性PRIME / 2024年8月29日 6時0分
ランキング
-
1ロバート・キャンベル氏「私は来週からどうすれば」 バラダン最後の出演で悲しみも…共演者から猛ツッコミ
スポニチアネックス / 2024年9月24日 22時56分
-
2「なんか残念」嵐25周年企画に肩透かしも、FC限定の大野智“顔出し”サプライズに期待
週刊女性PRIME / 2024年9月24日 21時0分
-
3「どういう基準?」長濱ねる含むら『news zero』起用に「知識がある人を」疑問噴出
週刊女性PRIME / 2024年9月24日 20時0分
-
4垣花正「こんなことってあるんですね」 生放送冒頭でまさかのアクシデントに見舞われ…スタジオ騒然
スポニチアネックス / 2024年9月24日 18時34分
-
5「まず髪を切りなさい」広瀬すずに求婚の野村周平、その中身よりも気になる現在の外見
週刊女性PRIME / 2024年9月24日 16時0分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください