大沢樹生と99.9%長男の壮絶すぎる虚言?エピソード...『ほぼ日刊 吉田豪』連載102
TABLO / 2014年1月7日 18時10分
大沢樹生が喜多嶋舞との間に生まれた長男をDNA鑑定したら99・9%実子ではないと判明した件が、あまりにも意外すぎる展開に。喜多嶋舞の父・喜多嶋修同席の上で雑誌の取材を受けた長男が「僕が鑑定結果を見たら99・9%親子だと書いてあった」と反論し、大沢も会見で「長男は鑑定書を見られる状況になかった」「彼が本当に語ったのか?」と発言。1年ぐらい前に、長男が喜多嶋舞からも大沢からも虐待を受けていたと雑誌で告白したこともあって、かなりカオスな状況になってきてるんですが、長男の言動については大沢の著書『昨夜未明、大沢樹生が死にました...』(08年/カンゼン)を読めば、なんとなく理解できると思います。
これによると、長男は小学3年生のときコンビニでサッカーカードを万引き。「知らない。勝手に入ってた」と言い訳したため、「ごまかすな」「嘘をつくな」とだけ教えてきた大沢は激怒。
「コンビニの駐車場で、息子をバッチバチにしめた。俺の剣幕に、店員も客も目を丸くして驚いていた。もちろん子供相手だから手加減はしているし、急所を叩くような真似はしなかったが、そこには誰も気づいていないようだった。鬼のように怖い顔を作りながら、内心では(俺もプロやなあ......)と変なことに感心していた。どうもギャラリーがいると、役者の血が騒いでしまうのだ」。
あるとき、長男と遊んでいるはずの友達が大沢のところにやってきて、長男が暴れて家の壁に穴を開けちゃったと言われため、激怒して電話で長男を怒鳴ると、なぜか警察からコールバック。「息子さんが『お父さんに殺される』って言って、署まで駆け込んできましてね」とのことで、そのまま長男は児童相談所送りに。翌日、大沢が引き取りにいくと「俺と目が合うと、やつは『へへっ』とバツが悪そうに笑った。帰り道では相談所の宿泊施設がいかに寝心地の悪いものか、切々と俺に訴えかけてきた。『もう最悪だよ。狭いし、テレビはないし、寝るときなんか、外から鍵をかけられるんだよ。それにさあ』......おいおい、お前のおかげで俺は児童虐待疑惑のブラックリスト入りなんだよ。最悪なのは、こっちだって」。
その後も、この本の時点で「今年(=08年)」だけでも長男が学校で女の子を怪我させて大沢が土下座したり、その2週間後にも「クラスの男子に尖った針金を突きつけたとかで、また俺は土下座に行くはめになった」りしたそうで、虐待報道時に「長男には虚言癖がある」と大沢が発言していたのも、別に人間性を疑われる言い訳とかじゃなかったと思うんですよね。そして、この件についてコメントする宮根誠司の姿になぜかドキドキしました。
Written by 吉田豪
Photo by 『昨夜未明、大沢樹生が死にました...』
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