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北朝鮮がアンコールワット世界遺産跡地に「金正日」博物館を完成、外貨獲得が目的か

TABLO / 2014年1月30日 12時56分

北朝鮮がアンコールワット世界遺産跡地に「金正日」博物館を完成、外貨獲得が目的か

 世界遺産のなかでも特に有名な観光名所となっているカンボジアのアンコールワット。なんとここに、まもなくして北朝鮮が建設・運営する博物館がオープンする。

 北朝鮮は1500万ドルを投資し、政府がカンボジア政府が提供した土地に博物館を建設。当初は2011年に開館される予定だったが、工事が遅れ、昨年末にようやく完成した。博物館にはクメール王朝時代の文化や歴史のわかる壁画などのほかに、金正日の生家を描いた絵画なども展示されているという。

 北朝鮮による外国での建設事業では最大規模。外貨獲得とカンボジアとの関係強化が狙いと見られている。カンボジアに北朝鮮の国営レストランがあるのは日本でも知られた話だが、両国の関係は深い。シアヌーク国王はクーデターを避けるために、金日成の派遣した兵士をボディガードにしていた時期もあったほどだ。10年間で投資分を取り戻したのちに、所有権、運営権をカンボジア政府に譲渡する予定だ。

Written by 李ソヨン

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