「ネトウヨ」の定義とは? 安易な使用で蔑称ではなくなる可能性も~ネットウヨク論:第11回

東京ブレイキングニュース / 2014年2月11日 10時0分

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 昨年末のまとめで述べたように、今年からは解り易さを少々犠牲にさせて頂き、「ネットウヨク」 という単語自体の定義付けから始めようと思う。

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 過去記事に書いた内容と重複するが、そもそも「ネットウヨク」とは、「内弁慶」の派生型でネットでだけイキがってしまう人種を指す「ネット弁慶」という単語が原型と思われる。それに政治的な色が付き、右翼的な物言いをする人間を「ネットウヨク」と、逆に左翼的言動を好む人間を「ネットサヨク」と呼ぶようになった。

 この単語は2ちゃんねる誕生以前(おそらく90年代)から存在自体はしており、今のように「ネットで問題を起こす輩はとりあえず全部ネトウヨ」というような使われ方はしていなかった。あくまでも政治思想に基いて使われる単語だったため、自ら「自分はネトウヨだ」と名乗る人間もいたほどで、ネガティブな意味合いだけではなかったのである。それがいつしか相手にネガティブイメージを与えるレッテルとして使用されるようになり、気付けば「ネットサヨク」という単語は忘れ去られ、「ネットウヨク」だけが定着してしまった。ここまでが90年代半ば頃から05年辺りまでのお話だ。

 ではどうして「ネットウヨク」だけが世に残ったのだろうか? 実は答えは簡単で、「ネットウヨク的な人間」を指す丁度いい単語がなかったのに比べ、「ネットサヨク的な人間」を指す単語は色々とあったからだ。例えば「バカサヨク」もしくは「ブサヨ」といった具合に、「ネットサヨク」以上に相手を罵るのにちょうどいい単語が存在していたため、論争の相手に「ネットサヨク」などというマイルドな表現でレッテル貼りをする酔狂な人間がいなかったのである。実際に口に出して見れば理解が早いと思うが、【偽善者・エセ人権屋・エセ同和・売国奴・成り済まし○○人......】などと比べると、「ネットサヨク」なんて単語は相手に何のダメージも与えられそうにない。これが 「ネットウヨク」が生き残り、「ネットサヨク」が滅びた最大の理由である。

 したがって、なぜ現在の意味での「ネットウヨク」が誕生(または定着)したかと問うならば、どうしても「ネットウヨク」を蔑称にしなければならなかった人間がいたからである。そりゃ自分が何を言っても「ブサヨ乙www」で済まされてしまう立場の人間からすれば、自分だって相手をお手軽な一言でぶった斬れなきゃ不平等を感じるだろう。こうした左右同レベルの人間たちによるウンコの投げ合いによって、【ブサヨ・バカサヨ・プロ市民......】といった単語と同等の意味を持つ「ネトウヨ」という単語が根付いたのである。

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