「あれは詐欺師の手口」難聴疑惑の佐村河内氏、障害者手帳を不正取得か?
TABLO / 2014年2月6日 16時33分
作曲家・佐村河内守さん(50)の楽曲を代作していた桐朋学園大学非常勤講師の新垣隆さん(43)が6日、東京都内で記者会見を行い、佐村河内さんは耳が聞こえていたこと、さらに障害者手帳まで持っていた事実を告白した。
「あれは金に困ったヤクザやホームレスがよくやる詐欺師の手口ですよ。佐村河内さんがどうなのかは知りませんが、難聴による障害者手帳の不正取得はもっとも初歩的で簡単なもの。聴覚検査は抜け道が多く、聴こえない振りをすればいいだけ。手っ取り早く障害者手帳を入手するなら"聴覚"で、というのはこの世界の常識ですから」
そう語るのは、裏社会で暗躍するブローカー男性だ。生活保護の不正受給と並んで障害者手帳の不正取得は生活苦の暴力団員が手を染める犯罪として知られ、実際に07年には北海道で700名を越える集団不正取得事件により、札幌市の医師や社会保険労務士など複数の逮捕者まで生んでいる。この時も障害者手帳取得の材料にされたのは、詐病しやすい「難聴」だった。
記者会見で新垣さんは、佐村河内さんから一度だけ障害者手帳を見せられたといい、これが事実であれば障害者福祉法違反に問われるのは必至。現時点で佐村河内さんの障害等級は不明だが、障害年金の不正受給まであったとすれば詐欺罪にも問われる可能性もある。ゴーストライターによる代作問題のみならず障害者を冒涜するような行為の発覚で今後、佐村河内さんへの追及は免れないだろう。
Written by 北里雅俊
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