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アダルトグッズ進化論:歴史を変えた「口内型」オナホールの開発秘話

TABLO / 2014年2月7日 18時3分

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 日本国内のアダルトグッズの売り上げでは全体の約8割を占めるといわれるオナホールだが、ここ数年で大きな変化が起きている。それは、女性器を模したものから、口内を模したフェラチオ型オナホールの台頭だ。そのブームの牽引役となったのが、2年半ほど前に発売された人気シリーズ『極フェラ』のリアルすぎる感触だった。アダルトグッズ卸問屋で業界最大手エーワンの横田さんが証言する。

「口内型オナホールで重要なのが音です。女性器型オナホールは密着感が売りですが、口内をリアルに再現しようとなると、どうしても空洞ができる。そのため、ローションを使って挿入すると、『ピチャピチャ』と音がするので、本当のフェラチオをされているような気分でオナニーに浸れるんです。業界で大ヒットした『極フェラ』シリーズはとくにその部分にこだわって大成功しています。口内型オナホール最大の特徴は、このリアルな音にあるといってもいいでしょうね」

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 アダルトグッズ業界で革命的なヒットとなった『極フェラ』シリーズだが、発売当初はそこまで売れ行きが好調だったわけではない。当時は女性器側オナホールに対し、口内型オナホールの市場規模はわずか1%程度。それだけにほとんどの商品は、女性器型オナホールの焼き直しのようなものが多く、フェラチオ愛好者の需要を逃していたようだ。オナホールの常識を覆した『極フェラ』シリーズの開発者が語る。

「初代はそこそこの売れ行きで、パート2もまあまあといったところ。パート3の発売で一気に大ブレイクしました。その要因は質感へのこだわりですね。初代は材質が堅くて、パート2は柔らかかった。そこでパート3はその両方をうまくドッキングさせました。導入部のクチビルの部分を柔らかく、ねっとりした感触にして、奥に行けば行くほど、喉奥で締め付けられるようなリアル感を追及した。細かいところでいえば、上アゴはザラついた感触で、裏スジに舌が這うようなタッチになっています」

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 こうしてリアルな音の演出と質感へのこだわりによって、不動の人気を得た『極フェラ』シリーズだが、昨年末にはさらなるバージョンアップを加えて、四代目の新商品が登場した。

「今では、店舗でも特設コーナーがあったり、口内型オナホールだけを扱ったファンサイトも立ち上がるなど、完全にひとつのジャンルとして確立された感があります。各社とも力を入れている商品になりました」(前出・アダルトグッズ卸問屋で業界最大手エーワンの横田さん)

 世界を見回しても、アダルトグッズの中でここまでオナホールが支持を集めるのは日本以外では韓国とロシアだけだという。口内型オナホールは、日本のアダルトグッズ業界の象徴的な存在としてさらなる進化を続けている。

Written by 北里雅俊

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