NHK朝ドラはどうして新人を抜擢しないの? 次期ドラマに二階堂ふみで「朝からあの感じ、無理」の声
TABLO / 2019年6月7日 7時0分
6月3日、2020年度前期放送のNHK連続テレビ小説『エール』にて、ヒロイン役を女優の二階堂ふみさん(24)が務めることが発表され、話題を呼んでいます。
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この作品は、阪神タイガースの歌「六甲おろし」などを生み出した昭和の有名作曲家・小関裕而さんとその妻である歌手の金子さんという実在の夫婦をモデルにしたストーリーになるといい、主人公の古山裕一を俳優の窪田正孝さん(30)が務めることがすでに報じられていました。
二階堂さんは今回、2802人が参加するオーディションを受けてこの役を勝ち取ったとのことでしたが、すでにドラマや映画で主演を張るクラスの人気女優なだけに、ネットでは新鮮みがないとガッカリする声も多数あがっていました。
たしかに朝ドラはかつて“新人女優の登竜門”と言われていましたが、ここ最近は主演クラスの人気女優うばかりが出演している印象があります。それは一体なぜなのでしょうか?
今回の『エール』は、音楽で人々を励ます夫婦の波乱万丈の人生を描く物語になるとのことですが、二階堂さんが演じるのは主人公の妻・関内音(おと)。二階堂さんは3日に都内のNHK放送センターで行われた記者会見にて、初めての朝ドラ出演に「本当なのかな、嘘なんじゃないかなと。歩いてきて落とし穴があったらどうしようと思っていました」と大喜び。
二階堂さんといえば、昨年放送の大河ドラマ『西郷隆盛』にて、鈴木亮平さん演じる西郷の二番目の妻・愛加那を演じたのは記憶に新しいところ。また現在放送中の『ストロベリーナイト・サーガ』(フジテレビ系)では主役の姫川玲子を演じており、すでに売れっ子女優として活躍されています。
それゆえ報道陣からは「今でもオーディションを受けるのか?」という質問が飛んだりもしましたが、それについて二階堂さんは「苦悩がありながらも色んな方に勇気や元気を与えた小関さんをモデルにしたドラマだったので。隣で一緒に支えて生きる女性を演じたいと思いオーディションを受けました」と笑顔で返答。さらにオーディションでは歌を歌ったことも明かしており、その出来栄えに関してはプロデューサーが絶賛、実際のドラマでも二階堂さんが歌うことになるだろうと明言されていました。
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この報道を受け、ネットでは演技力と美貌を兼ね備える二階堂さんの起用に喜ぶ声がある一方、「二階堂ふみを朝からみるのは正直しんどい」「見ないわー。朝からあの感じ、無理」「嫌いじゃないけど新人さんがよかった…」「出すぎてお腹いっぱい感が。主演が窪田正孝だからヒロインは新人でもよかった」「最近何の映画を観てももれなく二階堂ふみが出てくるなと少々食傷していたらとうとう朝ドラにまでご登場ですか…」といった声が上がっていました。
「二階堂さんの所属するソニー・ミュージックアーティスツは、今までも『まれ』の土屋太鳳さんや『ウェルかめ』の倉科カナさん、『あまちゃん』の橋本愛さんと数々の朝ドラヒロインを輩出しています。今回は満を持しての事務所の看板女優・二階堂さん登場というわけですが、たしかにたくさん露出があるぶん、有り難みや新鮮味には欠けるというのは本当のところですよね」(テレビ局勤務)
最近の朝ドラヒロインといえば、2018年後期の『まんぷく』の安藤サクラさん、2019年前期の『なつぞら』の広瀬すずさん、2019年後期の『スカーレット』の戸田恵梨香さん、そして今回の窪田さんと二階堂さんと、すでに活躍する人気女優や俳優ばかりが続いている印象がありますが…。
「朝ドラヒロインでブレイクしたといえば『あまちゃん』の能年玲奈さんや『あさが来た』の波瑠さん、『半分、青い。』の永野芽郁さんあたりが思い浮かびますが、もし失敗したらドラマ、ヒロインともども悲惨なことになります。実際、『純と愛』の夏菜さんや『べっぴんさん』の芳根京子さんは視聴率が悪くお茶の間受けも良くなかったせいでかなりの精神的ダメージを受けてしまったのは知られた話。ただでさえ朝ドラヒロインは新人には荷が重すぎる仕事ですから、視聴率と作品のクオリティ、出演者の心身の健康問題などを鑑み、人気女優に頼ってしまうのは致し方ないことでしょう」(芸能事務所勤務)
とはいえ、また『あまちゃん』の能年さんのようなフレッシュな魅力を持つヒロインを待ち望む朝ドラファンは多いはず。またミラクルな新人を朝ドラが起用してくれることを願いたいところです。(文◎小池ロンポワン)
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