「金儲け情報あります!」 カラテカ入江が送っていたメール 彼をネタ元にしていた芸能記者は大勢いた!
TABLO / 2019年6月9日 13時46分
6月7日発売の『FRIDAY』(講談社)にて、2014年の12月に振り込め詐欺グループの忘年会に参加していたことが報じられたカラテカの入江慎也さん。
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記事によると宴会には雨上がり決死隊の宮迫博之さんやロンドンブーツ1号2号の田村亮さん、ガリットチュウの福島善成さんやレイザーラモンHGさんなどが参加。ギャラは芸人1人につき100万円で、詐欺グループと芸人の仲介をしたのが入江さんだったとのことでした。この事態を重くみた吉本興業は入江さんを契約解除し、入江さんは6日、自身のTwitterに契約解除処分を受けたことを報告。
謝罪の言葉とともに、
「詐欺グループの忘年会であるとは本当に知りませんでした。知り合いの広告代理店の方から、エステティックサロンの経営や健康食品の販売をしている会社のパーティーがあると聞いていました」と釈明されています。
入江さんといえば、“友達5000人芸人”として、幅広い人脈を持つことを自称。自分でコンサルティング会社『株式会社イリエコネクション』も立ち上げており、こちらは年商1億円あると本人が明かしていました。
「入江さんのなりふり構わない人脈の広げ方はマスコミ関係者でも知られた話でしたよ」と語るのは週刊誌記者A氏。
「自分も2017年ころに入江さんに取材したことがあるのですが、その時はマネージャーが立ち会わず吉本興業の広報が付き添っていました。名刺を入江さんに渡したら、しばらくしてから本人から営業メールが来るようになりまして。といっても一括送信メールで、内容は端的に言えば“お金儲けのいい情報あります、知りたい方は連絡ください”みたいなもの。胡散臭いなと思って返信しなかったのですが、その後も何回かメール来てました。あと、入江さんの代理人だと名乗る人からも同じような内容が送られてきたりしましたね」
また、別の週刊誌記者B氏は、入江さんの電話番号はマスコミ記者の間で知られていたと証言します。
「10年前くらいの話になりますが、ネタが無いなと思ったら入江さんに電話する、みたいな記者は多かったですよ。電話したら必ず出るし、丁寧に話を聞いてくれて、ヒマなら会ってお茶を飲みながら何らかのネタをくれると評判でした。そういった地道な努力が友達5000人に繋がったのかな、とは思いますけどね」
この入江さんの契約解除について、吉本興業所属の芸人たちも様々な見解を述べられています。
ハリセンボンの近藤春菜さんは6月7日放送の『スッキリ』にて、
「吉本興業と芸人との間に契約書というのもが無い」
と発言。続けて、
「契約解消というのであれば会社としても契約書をちゃんと作って、これこれこういう契約でやるので、何か営業、お話があった際にはちゃんと会社は通しましょうねとか。そういう契約交わすときに何もなかったので分からない部分もある」
と明かし、「今後は会社的には考えていかないといけなんじゃないか」と意見されていました。
また、ピン芸人のキートンさんはTwitterにて「ちゃんと仕事、営業を入れて、ちゃんとしたギャラが振り込まれたら、闇営業なんて行かねーよな。仕事は入れない、自分で取ってきた仕事に色々言われる、生活できない、そんな吉本芸人は山ほどいる。そこに闇営業の話がきたら、心が揺らぐわな」
とツイート。
そしてキングコングの西野亮廣さんは、ブログにて、「吉本タレントとして活動している時点で吉本興業と『契約』している」と自身の見解を述べながら「僕個人的には(あくまで僕個人の意見ですよ)、所属事務所と契約書を交わすなんて死んでも嫌です」「吉本興業と契約書なんて交わしていたら、クラウドファンディングもできなかったし、オンラインサロンもできなかったし、国内外の個展や、美術館建設もできませんでした」「僕は事務所とは『口約束』で進めていて、自分の活動の全てを事務所に報告し、吉本のマネージャーと全てのスケジュールを共有し、摩擦が起きれば都度都度話し合いの場を設けて、互いに納得がいく形を探っています」と自分のケースを報告。さらに、「今回、感じたのは、多くの芸人が『契約』を誤って認識していることと、事務所と芸人の対話不足です」と今回の件について感じたことを綴られていました。
入江さんの契約解除について、他事務所のお笑い芸人はこのように語ります。
「吉本興業は、所属芸人の数のわりにマネージャーは少ないし、事務所の取り分もえげつないし、給料だけで食えるお笑い芸人は中々いない会社として知られています。入江さんの場合は会社が宮迫さんや田村亮さんを守るためにけじめとして解雇された部分も大きいんでしょうが、芸人仲間からは『気の毒』『かわいそう』といった声も上がっています」
またこのお笑い芸人は、入江さんの件で世間から“芸人の闇営業”がタブー視されると、かなり生活に困る芸人も出てくると指摘する。
「吉本興業も、会社を通さずに芸人が営業することを責めるなら、ギャラの取り分の見直しや闇営業禁止の契約書をしっかり交わすなど、きちんとしたフォローをすべきでは。そうしないと、見込みのある若手たちが他の事務所に流出していくと思います」
“闇営業”をすることによって、“裏社会との繋がり”が生まれてしまったことが、今回のケースでは最も重要となる部分です。芸能事務所の今後の対策は急務となるでしょう。(取材・文◎編集部)
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