CM企業の“宮迫切り”が始まった? 深刻な「闇営業問題」で秋以降に宮迫博之がテレビから消える可能性
TABLO / 2019年6月10日 11時50分
先日、吉本興業から所属契約を解消されたカラテカの入江慎也。事の発端は今から遡ること5年前、大手広告代理店・電通の知り合いから「顔を出してあげてよ」と声をかけれたパーティーに、雨上がり決死隊の宮迫博之やロンドンブーツ1号2号の田村亮などを連れ立って訪れたことでした。
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そのパーティーとはなんと振り込め詐欺グループの、つまり反社会的組織の忘年会で、その上それは事務所を通さずギャラを受け取るいわゆる闇営業だったのです。発覚後、入江本人はギャラを100万円程度手に入れたとされ、「(反社会勢力の忘年会とは)知りませんでした」とコメント。また、仲介役の入江から声をかけられ、パーティーにのこのこと同伴した宮迫とロンブー亮も謝罪文を出し、危機管理能力の低さを恥じると共に、断じてギャラは受け取っていないと弁明しました。
「宮迫さんたちがギャラを貰っていないなんて、誰が信用するんですか」と、憤りをあらわにするのはバラエティ番組で放送作家を務めるSさん。
「いくら入江がかわいい後輩だとしても、なにかしらの旨味がなければ行きませんよ。しかもその忘年会では宮迫さんは歌まで披露してる。面識のない連中の前でいきなり歌なんて歌います? どこかでこれは仕事だと割り切っているから、歌えたのではないでしょうか」(放送作家)
それではなぜ、金銭は受け取っていないと否定するのでしょうか?
「吉本に内緒で営業したこともそうですが、やはり一番まずいのはオレオレ詐欺グループが騙し取った被害者のお金だということと、10万なり20万なり受け取っていれば当然、脱税の対象にもなります。だから、お金を受け取ったなんて口が裂けても言えないし、吉本もそこの部分は認めるわけにはいかないのです。闇営業というぐらいだから取っ払いで、証拠は一つも残らない。ですが、忘年会の動画が流出しているし、金は貰っていないというのは状況的に無理がある。ちなみに、その忘年会で司会進行役をしていたのが、仲介役だった入江とロンブー亮さんです。どう見てもこれは営業以外のなにものでもなく、相手が反社会的組織の連中だってことも知っていたのでしょう」(同上)
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入江の所属契約の解消でひと段落ついたようにも見えるこの一件ですが、しかし、問題はここから地味に大きくなっていくだろうと、吉本に近しい関係者は顔をしかめます。
「宮迫とロンブー亮以外の芸人も何人か参加してましたが、とくに名前の売れてるこの2人は、ちょっと大変なことになるかもしれません。反社会勢力というのは、ゆすり・たかりが得意で関わりを持ったという証拠を必ず残します。今回は写真も動画もすでにネット上に流出してますが、聞いた話だと週刊誌のフライデーに売る前に吉本サイドに軽く揺さぶりをかけていたのではないかという話もあるんです。
今回は仲介をした入江だけを真っ先に切って、残りは守りの体制に入ってますけど、すでにスポンサー界隈では宮迫切りの動きが広まっていて、夏以降の番組改編やCMなど、新規の起用は当分ないだろうという見方をされてます。グレーゾーンではありますが、詐欺集団の忘年会で歌ってしまったことは事実ですし、状況的、社会的目線で判断してもアウトです。ロンブーの亮も同様で、元々相方の淳の方が目立つキャラではありますが、キャリアのある中堅。最近は若手芸人らが元気あるので、わざわざロンブーを新たに使おうとはならないはず。ぶっちゃけ芸人存続の危機的状況かと思われます」(吉本興業関係者)
入江氏についてはご存知の通り、近年は芸人というより企業のコンサルタント業に重きを置き、講演会や本を出版するなど、人脈拡大のノウハウを明かしていました。太鼓持ち、あるいは腰巾着と揶揄される中、それでも「芸人として活動するよりこっちをやってる方が稼ぎは良い」と豪語、年収は6000万円を悠に超えていたと言います。
「信用に欠ける怪しさと口のうまさが入江の持ち味(笑)。今回、発覚したのは氷山の一角で、僕は何度か同じような闇営業を請け負っていたのではないかなぁと思ってます。吉本以外にも結構そういったバイトをやっている芸人は多いと聞いてますし、ギャラはその場でもらえて証拠も残りませんからね。だけど、その時はよくても後々やばいです。
反社会的組織との繋がりはスポンサー企業が最も嫌がる。長い目で見ると、損害はかなりのものかと。例えば、入江だけではなく、司会をしていたロンブーの亮くんや宮迫さんが半年でも活動自粛という形をとって猛省すれば、吉本の反社会勢力に対する断固拒否の姿勢が見えて、企業さんは安心したんでしょうけどね」(フジテレビ社員)
ところで、気の毒なのは入江氏の相方である矢部太郎。もらい事故にもかかわらず、今回の騒動を丁寧に詫びて「カラテカ」というコンビ名は残す意向を示しました。長年、苦楽を共にしてきたというのに、入江の謝罪文には相方を労う文言は一切なし。人脈を拡大して金儲けするのも結構ですが、最も身近な人さえ敬えない男が何を成し遂げられるというのでしょうか。
また、渦中の宮迫博之氏ですが、問題発覚後に挨拶を交わしたというテレビ局関係者いわく、「顔は険しく、言葉は少なめ。こっぴどく吉本上層部から叱られたのか、相当憔悴してました。それでなくても、不倫問題が発覚してからは、いまいちパッとしない状態が続いている雨上がり。下手すると、このままテレビから消えてしまう可能性も……..」。
今は余罪が出てこないことを祈るばかりか?(取材・文◎那目鯛子)※タイトル画像はインスタグラムより
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