台湾で学生らが立法院を占拠、TPP交渉進める日本に影響あるか?

東京ブレイキングニュース / 2014年3月21日 11時40分

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 台湾で学生らが立法院(国会) を占拠し、バリケードを構築して籠城するという騒動が起きている。これは政府が騙し討ち的に取り決めた中国との協定に対する抗議活動で、籠城は今月18日から続いている。

対中国大陸「サービス貿易取り決め」に反対の学生らが国会占拠/台湾

(台北 19日 中央社)立法院(国会)で審議されている中国大陸との「サービス貿易取り決め」をめぐって、これに反対する学生を中心とした一般市民のグループが18日夜、議場内に立てこもり、現在でも警察側との対立が続いている。

 反対派のグループは18日午後9時ごろ、警察の警備網を破って立法院に突入し、会議場を占拠した。学生や市民らは「取り決めを差し戻し、民主を守れ!」などと叫び、馬英九総統が話し合いに応じるよう求めた。

 警察側は19日午前3時37分と同5時23分に強制排除を試みたが、グループのメンバーらは議場入り口にバリケードを作って抵抗し、いずれも失敗に終わった。また、立法院の外でも反対派の支持者ら数百人が議場占拠に加わろうとつめかけ、警察側ともみあいになった。

 反対派は午前8時7分になり記者会見を実施、警察の立法院からの撤退や馬総統の謝罪、江宜樺行政院長の辞任などを要求し、取り決めの審議の方法が違法にあたるとして差し戻しを求めたほか、立法院は迅速に中国大陸との取り決めに関する法律を制定し、法制化までは台湾海峡両岸の上層部の相互訪問と話し合いを中止するべきだと訴えた。(中略)

 台湾海峡両岸のサービス貿易取り決めは昨年6月に締結され、台湾のサービス業にとって輸出成長のチャンスになると見られているが、印刷、出版、美容など一部産業への影響が懸念されているほか、野党陣営も「密室協定」だとして内容の修正や再協議を求めていた。

(中央通訊社 フォーカス台湾より  http://japan.cna.com.tw/news/asoc/201403190001.aspx)

【協定締結まで】

 今回問題となっている台中間の『両岸サービス貿易協定』とは、一見するとFTA(自由貿易協定)やTPP(環太平洋戦略的経済連携協定)と近い内容に思える。ところが米韓間のFTAの不平等さや、日米間のTPP交渉のゴタゴタと同様かそれ以上に、非常に多くの問題をはらんだ内容だったのである。

 元々台湾と中国の間には『両岸経済協力枠組協定』があり、その後を継ぐ案として浮上したのが今回問題となっている協定だ。これは2013年の6月に上海で開かれた双方の窓口機関のトップ会談によって締結された。(台湾・海峡交流基金会 中国・海峡両岸関係協会)

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