201X年、小保方博士により「ロボ原発」稼働か!? プチ鹿島の『余計な下世話!』vol.36

TABLO / 2014年3月25日 12時50分

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《ロボット原発の国内配備は禁止されています。「自律制御マシーン」の廃絶を世論に訴える方々も強く存在します。その根底にあるのは「ロボット=血の通わない冷徹な機械」とする偏った思想です。たしかにかつては自律制御マシーンの暴走による不幸な事故がありました。しかしテクノロジーは進化しています。自律制御マシーンと生体の融合による新世代の守護者=「ロボゲンパツ」の誕生、これが新東京電力が満を持して提唱する「RC2000プロジェクト」の骨子です。機械の正確さと人間の温かさをあわせもったロボゲンパツは我々のよき隣人であり、社会正義を貫くヒーローとして、日本のエネルギー問題を救ってくれるでしょう。》

 2011年の福島第一原子力発電所事故以降、東京電力の巻き返しは政官財マスコミ界を巻き込んで急ピッチですすめられた。

 大きなきっかけが「自律制御マシーン」、つまり原発のロボット化であった。

 世界各国が原発のロボット配備を推進するいっぽう、日本国内では「ロボットに原発を任せるのは不安」「暴走したらどうする」という声が多数派で、原発への根強い抵抗感を拭えずにいた。そんななか、巨大コングロマリット企業「新東京電力」は国内での需要を生み出すべく画策していた。

 東京電力は「ロボゲンパツ」のプランを密かに練った。ロボットが不安というなら、人間の心を宿した原発を製造すればよい。「半分人間、半分原発」。この案でロボット原発の実用化に躊躇する世論の賛同を得ようと考えたのだ。今回発見された文書はその当時のものだ。

 メディアではカリスマ司会者の杉村太蔵がロボゲンパツ導入を自身の番組で主張し続けた。(あらためて説明するまでもないが、杉村太蔵は衆議院議員を務めたあとタレントに転向しブレイク。昼の番組の司会を長期担当したあとは報道番組のキャスターに転身。口調も毅然としているのでそのアジテーション効果は極めて高い。一方で感情的になりやすく失言も多数。)

 こうしてロボゲンパツ稼働計画は実現へ動き出した。

 ここでひとつ重要な問題があった。

 ロボットと融合する人間は、タフで冷静で優秀な現場経験がある人物でなければならない。人間的な、ふところの大きさを感じさせるおじさんでなければならない。そんな人物はいるのか?

 田母神俊雄が選ばれた。

 元航空幕僚長・元空将であり、かつて東京都知事選に出馬した際はかなりの票を集めた人気者でもある。(家柄では竹田恒泰も有力候補だったが、メダルを噛む癖があるなど感情の高ぶりがロボットとの融合に不向きとされ次点だった)

 長い間地下に潜っていた小保方博士の主導により、ロボゲンパツは誕生した。

 なお、ロボゲンパツから出るウンコは処理できない。「トイレのない家」で田母神ウンコサイクルは破綻しているという批判も出ている。

 ロボゲンパツは日本のエネルギー危機を救えるのか!? 感情が暴走し、制御不能に陥る事故が起きることはないのか!?

 固唾をのんで見守りたい。

※もちろんですが、このコラムは公開中の「ロボコップ」を観て妄想したものでありパンフレットのパロディです。登場する人名・団体には何の思惑もありません。

Written by プチ鹿島

http://n-knuckles.com/serialization/img/kasimaph.jpg

プチ鹿島●時事芸人。オフィス北野所属。ニッポン放送「プチ鹿島と長野美郷 Good Job ニッポン」金曜18:00-20:50 ◆TBSラジオ「東京ポッド許可局」◆書籍「うそ社説 2~時事芸人~」◆WEB本の雑誌メルマガ ◆連載コラム「宝島」「東スポWeb」「KAMINOGE」「映画野郎」「CIRCUS MAX 」

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